トップ回答者
Hyper-V と VirtualServer2005 R2 SP1 のパフォーマンスの比較

質問
-
Hyper-Vの検証を行っていて、気になる点が出てきたのですが、
同じハード構成で構築した
Win2003 x64 SP2 + VirtualServer 2005 R2 SP1 と
Win2008(not ServerCore) + Hyper-V で
ゲストOSとしてWinXP SP3をセットアップしました。
※ゲストはそれぞれ1つのみで、各ゲストにはそれぞれ統合サービスをインストールしています。
この状態でリモートデスクトップで各ゲストにアクセスしてみたのですが、
明らかにHyper-Vの方が遅いと感じました。
タスクマネージャを見るとCPUの利用率も高く、
感覚としては、ハードディスクへのアクセス時にCPUの利用率も上がっているように感じます。
(物理マシンでPIOモードになってしまった感じです)
いままでは、VirtualServerよりもHyper-vで構築した方が、
ゲストOSのパフォーマンスは上がると思っていたのですが、間違いなのでしょうか・・・。
それとも、普通のPCで検証を行っているのが悪いのか、
ゲストOSをサーバOSにするべきなのか・・・。(←順次試していく予定です)
VirtualserverからHyper-Vに移行を試している方も多いと思うのですが、
皆様のゲストOSのパフォーマンスの変化の経験などがあれば、
教えていただければと思います。
※今回検証に使ったハード構成です
CPU: Core 2 Duo 6400
Mem: 8GB
HDD: 500GB (OS用)
500GB + 500GB (ホストOSにてストライプ)
回答
-
まなまなと申します。
私も最近 Hyper-V 環境を構築しつつあります。
パフォーマンスに関してですが、Hyper-V は良好と感じています。
ただし、仮想HDDやネットワークの設定については要注意です。
容量可変仮想HDDと、固定容量仮想HDDとでは明らかに差がでます。
最高の性能を目指すなら固定容量を使うべきです。
容量可変だと、最初の書き込みが遅く感じられます。
ネットワークに関してですが、レガシネットワークアダプタのままかもしれません。
レガシネットワークアダプタだと多少遅く、CPU利用率も高くなる様です。
個人的に一番残念に思っていることは、画面が High Color(16bit) 止まりということです。
ここが改善されれば良いのですが・・・ -
TENKI28 さんの書き込みを読んでいて気になった点があります。
私の環境では CPU は Core 2 Duo E8400 です。
E6400 と異なる点で、Intel® Trusted Execution Technology (TXT 命令)が追加されています。
Hyper-V は、Intel® Virtualization Technology があれば動作することになっていますが、
TXT 命令がパフォーマンスに影響することはないでしょうか?
Hyper-V の概要等には特に記述がありませんが、ちょっと気になります。
こちらで Hyper-V が可能な環境は E8400 しかないので検証は出来ませんが、
参考になれば幸いです。 -
日経かなにかの雑誌に
VirtualServer 2005 R2 SP1 とHyper-Vの性能比較が出ていたような気がします。
Hyper-Vのほうが、2.9倍とかいろいろ比較してあってほとんどの環境でHyper-Vが勝ちのようです。
すみません、うる覚えなので、家で探してきます。
-----------------------------------------------------------------------------------
性能比較探して見ました。
日経SYSTEMS2008年11月号
http://ec.nikkeibp.co.jp/item/backno/OS0187.html
検証ラボ
- Windows Server 2008 Hyper-Vの実力 DB性能がVirtual Serverの2.9倍,複数ゲストOS時の性能が高い(072p)
- Windows Server 2008が標準で備える仮想化機能「 Hyper-V 」を検証,新アーキテクチャの採用で高い処理性能を示した。(072p)
お探しのものかどうかわかりませんがご参考までに。
-
>・SCVMMで管理を行うためにホストとして登録した場合、
> バージョンアップ可能と表示されてしまいます。
> WindowsUpdateはかけているんですが・・・。
たぶんこれだと思いますが。
手動でHyper-Vと2008のパッチ適用が必要です
Hyper-VとSCVMMを同じ機械に入れている場合は表示が変わらない場合があるので、
表示が変わらない場合はSCVMMの画面で対象ホストを選択後、最新の状態に更新してください。
すでに適用済でしたらすいません。
-
いろいろ検証を行ってみた結果を報告します。
VirtualServerと比較して、HDDアクセス時のCPU負荷が高い事象はまだ解決していません。
いろいろ原因として可能性が考えられるのですが、
まず1つ目として、ハードウェア(ドライバ?)とHyper-Vの相性。
今回検証に使ったPCは普通のデスクトップPCで
Intel Core2Duo + Mem8GB + HDD3台 が1台 と
AMD Athlon 64 X2 + Mem4GB + HDD2台 が2台 の
計3台で検証を行いました。
今回の事象は Core2Duoの端末が顕著に発生していて、
HDTuneなどのHDDベンチマークを使用していると
Core2Duo端末はCPU利用率が70%くらい
Athlon端末は20%くらいです。
この結果から、検証に使用したPCとの相性の可能性を疑っています。
(Core2Duo端末のチップセットは G965 Express)
また、もう1つ気になっているのは
この自称はWinXPで発生するものの、Vistaでは発生しないことです。
WIn2003だとXPまでひどくはなりません。(普通より少し負荷が高いかな?程度)
ですので、もしかしたらXPをチューニングすることで事象を軽減できないか挑戦中です!
すべての返信
-
まなまなと申します。
私も最近 Hyper-V 環境を構築しつつあります。
パフォーマンスに関してですが、Hyper-V は良好と感じています。
ただし、仮想HDDやネットワークの設定については要注意です。
容量可変仮想HDDと、固定容量仮想HDDとでは明らかに差がでます。
最高の性能を目指すなら固定容量を使うべきです。
容量可変だと、最初の書き込みが遅く感じられます。
ネットワークに関してですが、レガシネットワークアダプタのままかもしれません。
レガシネットワークアダプタだと多少遅く、CPU利用率も高くなる様です。
個人的に一番残念に思っていることは、画面が High Color(16bit) 止まりということです。
ここが改善されれば良いのですが・・・ -
TENKI28 さんの書き込みを読んでいて気になった点があります。
私の環境では CPU は Core 2 Duo E8400 です。
E6400 と異なる点で、Intel® Trusted Execution Technology (TXT 命令)が追加されています。
Hyper-V は、Intel® Virtualization Technology があれば動作することになっていますが、
TXT 命令がパフォーマンスに影響することはないでしょうか?
Hyper-V の概要等には特に記述がありませんが、ちょっと気になります。
こちらで Hyper-V が可能な環境は E8400 しかないので検証は出来ませんが、
参考になれば幸いです。 -
日経かなにかの雑誌に
VirtualServer 2005 R2 SP1 とHyper-Vの性能比較が出ていたような気がします。
Hyper-Vのほうが、2.9倍とかいろいろ比較してあってほとんどの環境でHyper-Vが勝ちのようです。
すみません、うる覚えなので、家で探してきます。
-----------------------------------------------------------------------------------
性能比較探して見ました。
日経SYSTEMS2008年11月号
http://ec.nikkeibp.co.jp/item/backno/OS0187.html
検証ラボ
- Windows Server 2008 Hyper-Vの実力 DB性能がVirtual Serverの2.9倍,複数ゲストOS時の性能が高い(072p)
- Windows Server 2008が標準で備える仮想化機能「 Hyper-V 」を検証,新アーキテクチャの採用で高い処理性能を示した。(072p)
お探しのものかどうかわかりませんがご参考までに。
-
お二方、コメントありがとうございます。
Intel-VTも少しずつ機能が増えているんですね。あまり気にしたことがありませんでした。
環境が手に入ったら調査してみようと思います。
そして、日経Systemはとても気になります!ぜひ入手しようと思います!
ここ数日、遅かった端末をOSクリーンインストールをして
検証をしました。以前のような遅い感じはなくなりました。
ただ、気になったことが数点・・。
・SCVMMで管理を行うためにホストとして登録した場合、
バージョンアップ可能と表示されてしまいます。
WindowsUpdateはかけているんですが・・・。
※これは近いうちに別なスレッドにしようと思います。
・ゲストOSのシャットダウン時にフリーズすることが何回かありました。
Hyper-Vマネージャでは停止中のステータスのままなので
強制的にオフにもできず、ホストOSの再起動するしかない状況になりました。
・SCVMMでVirtualServerからHyper-Vに移行した場合に、
統合サービスのインストールでタイムアウトになるケースがあり、
今回のもともと私が感じたPIOモードのような感じの遅さになる。
OSの再インストールで改善されることや、今回の3つ目の気になった点を考えると
サーバの構築の手順に問題があるのでは?と疑ってます。
さらに調査が必要みたいです・・・。
-
>・SCVMMで管理を行うためにホストとして登録した場合、
> バージョンアップ可能と表示されてしまいます。
> WindowsUpdateはかけているんですが・・・。
たぶんこれだと思いますが。
手動でHyper-Vと2008のパッチ適用が必要です
Hyper-VとSCVMMを同じ機械に入れている場合は表示が変わらない場合があるので、
表示が変わらない場合はSCVMMの画面で対象ホストを選択後、最新の状態に更新してください。
すでに適用済でしたらすいません。
-
いろいろ検証を行ってみた結果を報告します。
VirtualServerと比較して、HDDアクセス時のCPU負荷が高い事象はまだ解決していません。
いろいろ原因として可能性が考えられるのですが、
まず1つ目として、ハードウェア(ドライバ?)とHyper-Vの相性。
今回検証に使ったPCは普通のデスクトップPCで
Intel Core2Duo + Mem8GB + HDD3台 が1台 と
AMD Athlon 64 X2 + Mem4GB + HDD2台 が2台 の
計3台で検証を行いました。
今回の事象は Core2Duoの端末が顕著に発生していて、
HDTuneなどのHDDベンチマークを使用していると
Core2Duo端末はCPU利用率が70%くらい
Athlon端末は20%くらいです。
この結果から、検証に使用したPCとの相性の可能性を疑っています。
(Core2Duo端末のチップセットは G965 Express)
また、もう1つ気になっているのは
この自称はWinXPで発生するものの、Vistaでは発生しないことです。
WIn2003だとXPまでひどくはなりません。(普通より少し負荷が高いかな?程度)
ですので、もしかしたらXPをチューニングすることで事象を軽減できないか挑戦中です!
-
こんにちは、フォーラムオペレーターの鈴木裕子です
皆様、とても貴重な情報をご投稿いただき、本当にありがとうございました!
実体験に基づいたこちらの情報は、Forumをご覧のほかの方々も参考にしていただける、大変価値のある情報だと思います。
より多くの方に、ぜひ活用していただきたいと思いまして、勝手ながら私の方で回答チェックをつけさせていただきました。
TENKI28 さん、
回答チェックはスレッドの終了を意味するものではありませんので、引き続きの情報は遠慮なくご投稿くださいね。
また、TENKI28 さんはチェックの解除もできますので、まだ未解決な感じであれば、遠慮なくチェックを解除していただいてかまいませんので、有用な情報がありましたら引き続きご投稿ください。
今後とも、IT技術者の皆様の情報交換の場としてForumをご活用いただければと思います
これからもよろしくお願いします。 -