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Hyper-Vのスナップショットを使用したDCの復旧 RRS feed

  • 質問

  • Hyper-V3.0とWindows 2012のActive Directoryの組み合わせではスナップショットからのDCの復元に対応するようになったとの以下の情報について確認させてください。

    http://blogs.technet.com/b/jpntsblog/archive/2014/09/22/windows-server-2012-active-directory.aspx

    今回想定している環境(Windows 2012 R2のDCが5台)で、ある時点の状態に戻すための方法は以下の手順で問題ないでしょうか。

    ・DC5台のスナップショットを定期的に取得、取得タイミングは5台ほぼ同時とする

    ・スナップショットから5台連続して戻す

    スナップショットの取得および復元手順などに注意点や考慮事項などありましたら情報提供いただけると助かります。

    よろしくお願いいたします。

    2015年11月16日 7:02

回答

  • チャブーンです。

    まず、(おっしゃっている)Virtual Machine Generation IDですが、原則的には「動作中のドメイン環境での一部ドメインコントローラの復旧」について、スナップショット戻しによる問題が起こらないようにするソリューションで、全台同時戻しを想定した機能ではない、と認識しています。つまりこの機能による全台戻しはおそらく推奨されていない(これはマイクロソフトの有償サポートにきちんと聞かないとわかりません)ようにも思います。

    https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/hh831734.aspx

    うえのしくみですが、ごくごく大ざっぱにいうと、既存環境にスナップショットからリストアする際、「GenerationID」という属性値の整合性を確認し、整合していない場合「既存環境のデータが有効」として、整合性を妨げる不要なRIDの削除やリストア時の複製の再複製を行う、というものです。全台戻しの場合、「(基準となる)既存環境」が一時的になくなってしまうため、この動作が想定通りになるかどうか、念入りに確認する必要があります。

    どうしてもこの機能で全台リストアを行う場合、わかりやすいように:

    • (基準となる)既存環境役のドメインコントローラは、時間的に最後にスナップショットをとる
    • 最後にスナップショットを取得したドメインコントローラを最初にリストアする
    • 既存環境役のドメインコントローラはFSMO役割のものが望ましい

    などはいえるとおもいます。ただ繰り返しますが、リストアにはトラブルはつきものなので、この回答をうのみにするようなことは決してなさらないようにしてください。動作の担保はご自身で確認いただくようお願いします。

    大前提の話しを書いていませんでしたが、MSでサポートされている全台リストアの方法は、結局は以下のものだと認識してます。

    • Windows Serverバックアップで全台フルバックアップを取る
    • FSMO役割のドメインコントローラを「プライマリリストア」で復元する(Authoritative Restoreの必要はありません)
    • それ以外のドメインコントローラを通常のリストア方法で復元する

    フォーラムは有償サポートとは異なる「コミュニティ」です。フォーラムでご質問頂くにあたっての注意点 をご一読のうえ、お楽しみください。


    2015年11月18日 1:56
    モデレータ

すべての返信

  • チャブーンです。

    まず、(おっしゃっている)Virtual Machine Generation IDですが、原則的には「動作中のドメイン環境での一部ドメインコントローラの復旧」について、スナップショット戻しによる問題が起こらないようにするソリューションで、全台同時戻しを想定した機能ではない、と認識しています。つまりこの機能による全台戻しはおそらく推奨されていない(これはマイクロソフトの有償サポートにきちんと聞かないとわかりません)ようにも思います。

    https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/hh831734.aspx

    うえのしくみですが、ごくごく大ざっぱにいうと、既存環境にスナップショットからリストアする際、「GenerationID」という属性値の整合性を確認し、整合していない場合「既存環境のデータが有効」として、整合性を妨げる不要なRIDの削除やリストア時の複製の再複製を行う、というものです。全台戻しの場合、「(基準となる)既存環境」が一時的になくなってしまうため、この動作が想定通りになるかどうか、念入りに確認する必要があります。

    どうしてもこの機能で全台リストアを行う場合、わかりやすいように:

    • (基準となる)既存環境役のドメインコントローラは、時間的に最後にスナップショットをとる
    • 最後にスナップショットを取得したドメインコントローラを最初にリストアする
    • 既存環境役のドメインコントローラはFSMO役割のものが望ましい

    などはいえるとおもいます。ただ繰り返しますが、リストアにはトラブルはつきものなので、この回答をうのみにするようなことは決してなさらないようにしてください。動作の担保はご自身で確認いただくようお願いします。

    大前提の話しを書いていませんでしたが、MSでサポートされている全台リストアの方法は、結局は以下のものだと認識してます。

    • Windows Serverバックアップで全台フルバックアップを取る
    • FSMO役割のドメインコントローラを「プライマリリストア」で復元する(Authoritative Restoreの必要はありません)
    • それ以外のドメインコントローラを通常のリストア方法で復元する

    フォーラムは有償サポートとは異なる「コミュニティ」です。フォーラムでご質問頂くにあたっての注意点 をご一読のうえ、お楽しみください。


    2015年11月18日 1:56
    モデレータ
  • チャプーンさん

    情報提供ありがとうございます。マルチマスターがベース技術のドメインコントローラでは、MSがサポートするオーソドックスな方法でのリストアが確実であると理解しました。

    2015年11月19日 11:24