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「無線LAN証明書がインストールされてる状態でsysprep」したイメージを展開すると無線LANが使用できないPCがある。

質問
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表題の通りなんですが
「無線LAN証明書がインストールされてる状態でsysprep」したイメージを展開すると無線LANが使用できないPCがある。
という現象に悩まされています。以下、拙い説明で申し訳ありません。
証明書はPC固有ではなく、共通のものを使用。
証明書ストアにはローカルコンピュータの「個人」と「信頼されたルート証明書」に配置しております。
こちらを残したままsysprepして展開すると、無線LANに接続できません。
ただし、しばらく放置すると繋がる端末も有り。挙動が読めない状態です。無線LAN証明書の知識もなく恐縮なんですが、
sysprep前は証明書は削除する必要があるのでしょうか?イメージ展開後に証明書を入れるのが正しいのでしょうか?
また、その場合は証明書すべて(「個人」と「信頼されたルート証明書」の両方)を削除しておく必要があるのでしょうか?
何卒よろしくお願いいたします。
回答
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手動で無線LAN証明書を入れ替えることで、正常に無線LANが動作する状況に改善するのですかね。
私が関わったことのあるプロジェクトでは、証明書などの配布/適用などは、sysprep前に実施するのではなく、sysprep後に実施していましたので、同様の現象にあたったことがないのですが、以下のURLを確認する限り、任意の証明書でなければ問題ないように読めますね。
しかしながら、仮に sysprep後のイメージに手動で無線LAN証明書を入れ替えることで、正常に無線LANが動作する状況になるのであれば、運用として後から証明書を配布/適用することを検討しても良いかもしれません。
Known issues that affect program deployment when you use Sysprep
https://support.microsoft.com/en-us/help/814616/known-issues-that-affect-program-deployment-when-you-use-sysprep
+ Certificates or Digital Rights Management (DRM) information that is unique to each Windows installation.
なお、私は使用したことがないのですが、Windowsプロビジョニングフレームワーク を使用することで、無線LAN設定、ルート証明書のインストールすることができるもようです。
さらに進化したWindows 10の企業向け展開――Sysprepを代替/補完する「プロビジョニングパッケージ」と「Windows AutoPilot」 (1/2)
https://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1801/24/news008.html
例えば、「デスクトップデバイス」の場合は、コンピュータ名の命名規則、プロダクトID、プリインストールアプリの削除、無線LAN設定、Active Directoryドメイン参加設定またはAzure AD参加設定またはローカル管理者設定、アプリケーションのインストール(複数のインストーラーの指定)、ルート証明書のインストールを構成することができます。今後、sysprepの後に証明書の配布/適用をするのであれば、sysprep前に不必要な証明書は削除したほうが良いかとは思います。
- 回答としてマーク k-i 2020年6月12日 23:25
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チャブーンです。
この件ですが、Sysprepを行う端末では、「個人設定にかかわるもの」や「個別認証にかかわるもの」(プロファイルデータ)は、後付けで展開することをお奨めします。Sysprepが行う「初期化」がどの範囲に及ぶのか、正確にはわからないためです(参考資料はありますが)。
企業で使用する「エンタープライズ環境」では、証明書など「個別認証にかかわるもの」については、グループポリシーで配布するデザインになっています。Sysprep時にはキッティングで「ドメイン参加」しなければならないため、グループポリシーは最低1度は適用されます。その際にカスタマイズ設定の一環として配布を行うわけです。AD CS(Windows証明機関)を使えば、個別証明書の自動配布は、簡単にできるからです。
そういうデザインなので、Sysprep後の「プロファイルデータ(個別情報)」に含まれるデータは、依然と変更なく利用できることを保証していない、という理解です。
フォーラムは有償サポートとは異なる「コミュニティ」です。フォーラムでご質問頂くにあたっての注意点 をご一読のうえ、お楽しみください。
- 回答としてマーク Haruka6002Microsoft contingent staff, Moderator 2020年3月19日 1:43
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手動で無線LAN証明書を入れ替えることで、正常に無線LANが動作する状況に改善するのですかね。
私が関わったことのあるプロジェクトでは、証明書などの配布/適用などは、sysprep前に実施するのではなく、sysprep後に実施していましたので、同様の現象にあたったことがないのですが、以下のURLを確認する限り、任意の証明書でなければ問題ないように読めますね。
しかしながら、仮に sysprep後のイメージに手動で無線LAN証明書を入れ替えることで、正常に無線LANが動作する状況になるのであれば、運用として後から証明書を配布/適用することを検討しても良いかもしれません。
Known issues that affect program deployment when you use Sysprep
https://support.microsoft.com/en-us/help/814616/known-issues-that-affect-program-deployment-when-you-use-sysprep
+ Certificates or Digital Rights Management (DRM) information that is unique to each Windows installation.
なお、私は使用したことがないのですが、Windowsプロビジョニングフレームワーク を使用することで、無線LAN設定、ルート証明書のインストールすることができるもようです。
さらに進化したWindows 10の企業向け展開――Sysprepを代替/補完する「プロビジョニングパッケージ」と「Windows AutoPilot」 (1/2)
https://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1801/24/news008.html
例えば、「デスクトップデバイス」の場合は、コンピュータ名の命名規則、プロダクトID、プリインストールアプリの削除、無線LAN設定、Active Directoryドメイン参加設定またはAzure AD参加設定またはローカル管理者設定、アプリケーションのインストール(複数のインストーラーの指定)、ルート証明書のインストールを構成することができます。今後、sysprepの後に証明書の配布/適用をするのであれば、sysprep前に不必要な証明書は削除したほうが良いかとは思います。
- 回答としてマーク k-i 2020年6月12日 23:25
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チャブーンです。
この件ですが、Sysprepを行う端末では、「個人設定にかかわるもの」や「個別認証にかかわるもの」(プロファイルデータ)は、後付けで展開することをお奨めします。Sysprepが行う「初期化」がどの範囲に及ぶのか、正確にはわからないためです(参考資料はありますが)。
企業で使用する「エンタープライズ環境」では、証明書など「個別認証にかかわるもの」については、グループポリシーで配布するデザインになっています。Sysprep時にはキッティングで「ドメイン参加」しなければならないため、グループポリシーは最低1度は適用されます。その際にカスタマイズ設定の一環として配布を行うわけです。AD CS(Windows証明機関)を使えば、個別証明書の自動配布は、簡単にできるからです。
そういうデザインなので、Sysprep後の「プロファイルデータ(個別情報)」に含まれるデータは、依然と変更なく利用できることを保証していない、という理解です。
フォーラムは有償サポートとは異なる「コミュニティ」です。フォーラムでご質問頂くにあたっての注意点 をご一読のうえ、お楽しみください。
- 回答としてマーク Haruka6002Microsoft contingent staff, Moderator 2020年3月19日 1:43
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