※ 本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。
こんにちは、日本マイクロソフトサポートです。
本情報は Windows 10 の機能更新プログラム適用時、ダイヤルアップ エントリの一部の設定が初期化される事象について、説明しております。
ダイヤルアップ接続を利用する環境で、機能更新プログラムを適用する際、こちらの事象をご留意ください。
[事象]
Windows 10 の機能更新プログラム適用時 (November 2019 Update(バージョン1909)などの適用時) ダイヤルアップ エントリの一部の設定が初期化される。
[発生条件]
以下 2 つの条件を満たす環境で、機能更新プログラムを適用した場合、事象が発生します。
条件① ダイヤルアップ接続が設定されている Windows 10 環境である。
条件② 該当端末にモデムが接続されていない、または接続されているが、モデムの電源が OFF になっている。
[原因]
デバイス情報の移行処理において、モデムが接続されていない (または電源 OFF となっている) ことで、未使用のデバイスと判断され、該当モデムのデバイス情報が移行されないこと。
※ 移行されない情報は、デバイス情報のみです。モデムを利用するために必要なドライバーは移行されます。
この動作は現行 Windows 10 における想定された動作です。
[対処]
モデムを接続し、電源が ON の状態で、機能更新プログラムを適用する。
[事象が発生した場合]
前述の対処を実施せず、機能更新プログラムを適用し、ダイヤルアップ エントリの一部の設定が初期化された場合、以下の手順を実施します。
① コントロール パネルを起動します。
② コントロール パネル内の [ネットワークと共有センター] をクリックします。
③ [ネットワークと共有センター] 画面の左のメニューから [アダプターの設定の変更] をクリックします。
④ ダイヤルアップ エントリを右クリックし [プロパティ] をクリックします。
⑤ プロパティ画面で [構成] をクリックします。
⑥ [モデムの構成] 画面で「ハードウェアの機能」の 3 つのチェックボックスにチェックが付いていない場合は、チェックを付けて [OK] をクリックします。
⑦ [OK] をクリックし、開いていた画面を閉じます。
[機能更新プログラムのトラブルシューティングに関する他の参考情報]
その他、以下の情報も公開しております。
機能更新プログラムの適用をご検討いただいている場合、併せてご参照いただけますと幸いです。
最新の Windows 10 のインストールのトラブルシューティング … 一般的な対処策
最新の Windows 10 のインストールのトラブルシューティング … ログ分析の進め方
Windows 10 の機能更新プログラム適用に失敗する、または時間がかかってしまうケースと、その対処方法