SharePoint 2007 (MOSS SP1, WSS SP1) で、Windows Server 2008 上からファイルを扱う際には (と言いますか、ほとんどファイルを扱わないことはないと思いますので、常に) OS の 「デスクトップ エクスペリエンス」 (desktop experience) の機能を有効にしてください。
理由は、SharePoint では、ファイルを扱う際に WebDAV のデスクトップ統合の機能を使用しているためです。(ただし、Office クライアントからの [上書き保存] など使用していない箇所もありますので、すべてではありません)
IIS 7 で WebDAV を使用する際は、通常、IIS 7 の追加モジュールとして WebDAV をインストールし、デスクトップ統合においてはクライアント側に「デスクトップ エクスペリエンス」の機能を必要としますが、このサーバの設定は既に SharePoint が実施していますので必要ありません。(つまり、「デスクトップ エクスペリエンス」の機能追加だけで問題ありません)
「デスクトップ エクスペリエンス」の機能をインストールしていないと、Windows Server 2008 上からファイルを扱う際に以下のような現象が発生します。
WebDAV が有効、かつデスクトップ統合が可能になっていることを確認するには、
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IE のメニューバーを表示
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IE のメニュー [ファイル] - [開く] で SharePoint のサイトのアドレス (http://...) を入力
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[Web フォルダとして開く] にチェックを入れて OK する
で、SharePoint のフォルダが表示されます。