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Hyper-V 2.0/SCVMM2008の衝撃

質問
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あまりにも急で、テクニカルなことが書けなくて恐縮ですが...
Hyper-V 2.0の概要が明らかになりました...!
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20081030/318212/SCVMM2008も、11/4にリリースされました...!
http://www.microsoft.com/japan/systemcenter/scvmm/default.mspxHyper-V 2.0の最大の目玉は、「Live Migration」です。(VMwareのVMotionに相当。)
これまでVMotion機能は割高でした。VMwareでは、VMware Infrastructure 3.5 Enterprise
(約90万円)+ソフトウエアサポート料(VMware Infrastructure 3.5 Foundationで約80万円、
Enterpriseは未確認)を要求されていました。
Hyper-V 2.0で戦略的な価格設定がされれば、お客様へのサーバ仮想化プロジェクト提案が
容易になることが期待できます。実は私は、お客様への提案用に、Hyper-V 1.0をベースにした構成をいろいろ描いていたの
ですが、「Hyper-V でスケーラビリティは確保されるの?」「SCVMM2008もまだベータだよね...」と、
なかなか上に説明するレベルに至りませんでした。隣の島では、VMware Infrastructure 3.5 Foundationでの試行プロジェクトも始まり、かなりあせりを感じて
いたのですが、これで将来展開が見えてきました。
(Internet Explorer対Netscapeの時を思い出す...)★ ★ ★
とは言うものの、Hyper-V 2.0については、派手な機能追加ばかりでなく、「安定したシステム基盤」としての
仕上がりを期待しています。私の部では、現行システムでブレードサーバ6~7枚の構成はザラです。
仮想化イメージとしては、機能追加の上ブレード3~4枚、ゲストOS10本前後に集約し、ダイナミックITによる
CPU/ディスク/メモリ/ネットワーク等の定期的変更を行っていくことを想定しています。この上で、要件は、
・パフォーマンス確保
・障害対応(Hyper-Vが落ちた時のゲストOS込みの復旧 等)
・ダウンタイム最小化
・プログラム更新手順の確立(Hyper-V・ゲストOS・業務AP更新を最小ダウンタイムで)
・ダイナミックITの実現(もちろん日本語化環境で。パフォーマンスデータも蓄積。)...
となります。★ ★ ★
お客様のコスト意識も(特に最近)非常に厳しくなり、サーバ構築案件では必ずコスト削減のための
サーバ仮想化が要求され、用意していないと通らない状況です。
もはや避けて通れない道です。この中で、今までにない程の急ピッチでHyper-V関連の製品/サポート/トレーニングを展開いただき、
ありがとうございます。願わくは、マイクロソフト、関係者の方々と共に、我々も「ヒーロー」になれますように...
回答
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反応遅くなりまして申し訳ありません。
栗山製菓の事例は有名ですねー。私どもとしましても嬉しい限りです。
まるまる さんのご意見、担当部署にしっかりと伝えました。
担当も まるまる さんの熱いメッセージに感激しておりまして、ぜひともこのスレッドへメッセージをと頼まれましたので、↓ お伝えしますね。
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Hyper-V 2.0にはLive Migrationなど多くの新機能が盛り込まれ、パフォーマンスも大きく改善します。
お客様にとってより魅力的になると自負しておりますが、その魅力を余すところなく皆様にお伝えできるように尽力して参ります。
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まるまる さんのご期待にこたえられるような情報が公開されてからでも結構ですので、どこかのタイミングで、回答チェックかコメントに変更するかのアクションを検討していただきたく。
(いつまでも「回答なし」状態では、このスレッドがかわいそうな気がしますので…)
それでは
すべての返信
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こんにちは、フォーラムオペレータ 大久保です。
まるまる さん、Murashima Syuichi さん、ありがとうございます。
Hyper-V に大変高い評価をいただいて、なんだか自分のことを褒められたようで(違)とてもうれしいです。
さてこのスレッドですが、質問というよりは情報提供ですね。
メッセージの種類を「コメント」に変更するのもアリですが、それよりは「回答済み」チェックがついていたほうが検索されやすくなりますので、Murashima Syuichi さんの投稿に「回答済み」チェックをつけさせていただきました。
また何かお気づきの点がありましたら、このスレッドでも新しいスレッドでも結構です、お気軽にご投稿ください。
それでは
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大変申し訳ありません...
私もコメントか回答済みを早々とつけたかったのですが
「隣の島で、VMware Infrastructure 3.5 Foundationでの試行プロジェクトをやっている」
という話をしましたが、それをネタに、隣島から毎日無言のプレッシャーを受けている今日この頃です。実は私は某金融機関のシステム子会社にいるのですが
隣島の課長が「当行の仮想化基盤をVMwareに統一しよう」「今実績を広げてしまえば当行のノウハウは
VMwareで一元化できる」等とアナウンスしています。
早々とVMware環境は立ち上がり、詳細設計と並行し新サーバ導入・テスト環境構築が進んでいます。(本来FORUMはテクニカルな場と理解しているので)こんな種類の投稿で大変申し訳ないのですが
やっぱりHyper-V 2.0の機能を早めにアナウンスいただかないと、このプレッシャーに負けそうです...よろしくお願いします...
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現状では確約されていませんが、Windows Server 2008 R2 での Hyper-V 2.0 搭載はあちこちでアナウンスされていますね。
現状で R2 を評価するには PDC で配布されたプレβ版しか無いので入手は困難ですが、来年になれば正式なβプログラムが開始されるような気がします。
TAP(Technical Adoption Program ) でもβテストを展開すると予想されるので、TAP参加されるのは如何でしょうか?
http://msdn.microsoft.com/en-us/isv/bb190413.aspx (TAP 情報を探してみたのですが英語情報しか見つけられませんでした)
TAP 参加には MS 認定パートナー企業等の参加条件がありますが、TAP参加すればテストサポートも受けられると聞いています。
僕は TAP の詳しい情報を持っていないので、もし興味がおありでしたら一度 Microsoft に問い合わせてみると面白いかもです。
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ごめんなさい、私が まるまる さんの意図を誤解していたようです。
まるまる さんは、Hyper-V 2.0 のアナウンスについてご紹介くださったのではなく、「もっと詳しい情報をくれ!」ということがおっしゃりたかったのですね。
残念ながら、他に出ていない情報が真っ先に得られる という期待はあまりできないかもしれません。
具体的にポイントを絞って聞いていただければ、答えられるものについてはお答えできるかも?(あまり期待しないでください)
まるまる さんがお知りになりたいポイントはどのような点ですか?
VMWare と比較した場合の Hyper-V の優位性でしょうか?
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皆様、素早い反応大変ありがとうございます。
本来テクニカルな場のFORUMでこんなことを書いてしまい、大変申し訳ありません...
知りたいポイントは、大規模システムに適用した場合の
スケーラビリティが確保されているかの一言になってしまうでしょう。
そこでのHyper-Vの今後ということになります...「すべてわかる仮想化大全2009(日経BP社)」をはじめとして、
VMWare とHyper-V の比較記事を見た場合、やはりHyper-V(+SCVMM2008) が
まだまだ導入実績が少ないこと、サードベンダーソフトとの連携の厚みが
これからという点をどうしても突かれます。(連携の厚み)
例えば
>・障害対応(Hyper-Vが落ちた時のゲストOS込みの復旧 等)
>・ダウンタイム最小化
を挙げましたが、VMWareではファイルレベルのVMWare Consolidated Backup支援機能が
あり、Backup Exec やARCServeで仮想マシンをファイル/フォルダレベルでバックアップでき、
回復時のダウンタイム最小化につながります。(大きな機能の違い)
VMWareにあるのは
・VMotion(Live Migration)
・VMWare High Availability(障害の発生した仮想マシンを再起動する)
・VMWare DRS(仮想化環境全体の負荷を自動で最適化するもの)
です。
個人的には、VMWare High Availability等の大技は障害発生時のトレースがとりにくいので
どうかと思うのですが、今後の拡張性を問われた時にどうしても回答できません。(導入実績)
Hyper-Vはこれからです。国内では栗山製菓(「ばかうけ」せんべいで有名)の実績しか聞こえてきません。
(大所はまだ早くても総合テストぐらいなのでしょうか...)
VMWareホームページで流れる導入実績情報が歯がゆい...こうしたことが「Hyper-Vの以後のバージョンでも対応可能ですよ」と言えれば、上も「うーん、そうか。仮想化を
急ぐのも考え物だな」となるのですが...うーん...
(ただ、話していたVMware試行プロジェクトは、お客様の投資削減の影響で、以後のフェーズ進展が微妙になっては
きたのですが...)このような状況なので、Hyper-V2.0の情報が出たら、早めに知りたい一心です。
(個人的には、定石通りWindows7→2008R2→Hyper-V2.0の順序で進んでいたら、とてもとても...
すみません。)Hyper-Vの今後の展望を示して下さい。
お願いします! -
反応遅くなりまして申し訳ありません。
栗山製菓の事例は有名ですねー。私どもとしましても嬉しい限りです。
まるまる さんのご意見、担当部署にしっかりと伝えました。
担当も まるまる さんの熱いメッセージに感激しておりまして、ぜひともこのスレッドへメッセージをと頼まれましたので、↓ お伝えしますね。
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Hyper-V 2.0にはLive Migrationなど多くの新機能が盛り込まれ、パフォーマンスも大きく改善します。
お客様にとってより魅力的になると自負しておりますが、その魅力を余すところなく皆様にお伝えできるように尽力して参ります。
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まるまる さんのご期待にこたえられるような情報が公開されてからでも結構ですので、どこかのタイミングで、回答チェックかコメントに変更するかのアクションを検討していただきたく。
(いつまでも「回答なし」状態では、このスレッドがかわいそうな気がしますので…)
それでは
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皆様、貴重なメッセージを色々とありがとうございます...
開発現場の声の、ほんの小さな1例と受け取っていただければよいのですが...
ある程度の台数のServer2008を導入済みであれば、Hyper-Vの導入はごく自然な流れとなります。
ただし、まとまった規模でサーバ仮想化を実現しようとすれば、しっかりとした計画、耐障害性等の
要件を要求されます。今回私も再認識したのですが、VMWareの製品群は厚く、導入実績もあり、サードベンダーソフトとの
連携もその中で培われてきています。
http://www.vmware.com/jp/support/pubs/vi_pubs_35u2.htmlここでコスト意識に厳しいお客様にサーバ仮想化を要求されると、途端にサーバ仮想化製品の選定は
厳しさを増します。ましてやその実績がこの半年から1年で積み上がってしまうと、技術者のノウハウも
そこで固まってしまいます。この状況ができあがってしまうのは私の所だけではないはずです。もちろんサーバ仮想化の主目的はコスト削減にあり、お客様の求めるものもソフトウエア価格の適正化、
ハード選択の幅の広いものと思われます。
ただサーバ仮想化をすればコスト削減につながるというものでもなく、初めて見る管理コンソールに運用部門が
混乱しないようサポートを...等、先も見ておかなければなりません。
それでも今まで脈々と培ってきたWindowsの流れの中で、Hyper-Vはその大きなメインストリームであるはずです。
Windows技術者も、だからこそまずHyper-Vに着目し、Server2008との流れで計画や提案をしようとしていると
思われます。今後のHyper-Vの展望をはっきりと示していただくと、私も含め皆様が自信を取り戻し、先を見据えることができると思われます。
すみません...本来テクニカルな場のFORUMで何度もこんなことを書いてしまいまして...
よろしくお願いします... -
ハイパーバイザ型の仮想化は、VMware ESX が老舗なので、事例やサポートツール類が充実しているのは当然でしょうね。
後発である、Hyper-V (やXen) が老舗に対抗するには、MS 提供のツールや仮想化技術そのものが進化、あるいはアナウンスも必要ですが、それよりもユーザ環境を展開している我々現場のエンジニアが仮想化技術を正しく評価し、ユーザに最適な形で導入して実績を積み上げていくことも大切だと僕は考えます。
VMware も ESXiを、MS も Windows Hyper-V Server 2008 を提供したので、ローエンドは出揃ったと言えるでしょう。
現状でエントリー~ミッドレンジに必要な(ユーザ操作性も含めた)機能は、Hyper-V の方がアドバンテージあると個人的には思っています。
ESXi を含めて、ESX はハードウェアのより好みが強いので、そういった意味では親パーティションにドライバを持たせる Hyper-V の方が導入しやすさでは一歩リードしていますね。ハイレンジに求められる可用性に関しては、Quick Migration が追加費用不要な OS 標準機能として提供されていますが、一時的とは言え、停止状態が出てしまうあたりが少し物足りないところなので、R2 に搭載予定の Live Migration が待たれる所です。
とは言え、Live Migration までを必要としないレンジであれば、Hyper-V 1.0 で十分実用範囲ですし、VMware に引けを取らないと思います。
まるまるさんはハイエンド環境を求められているようなので、歯がゆい思いをされているようですが、現状でも十分勝負になる(アドバンテージが高い)ビジネスレンジは数多くあるので、まずはそのレンジに展開して実績を積み上げるのが足場を固めることになるのかなと....
ESX も Hyper-V も仮想化の入れ物に過ぎないので、仮に ESX でビジネスプラットホームを構築したとしても、Hyper-V にひっくり返すことが可能(可能性が高い低いは別問題として)だと思います。
我々現場のエンジニアも頑張っているので、Microsoft も頑張れとエールを送りつつ、今出来る事を精いっぱいやりましょ ^^
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【感謝】祝・Server 2008 R2ベータ版の提供開始
皆様、先日は貴重なメッセージをありがとうございました。
Server 2008 R2ベータ・英語版が提供開始されたそうです...!
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090108/322493/(マイクロソフト英語サイトはこっち)
http://www.microsoft.com/windowsserver2008/en/us/R2-virtualization.aspx
フェイルオーバークラスタ等を組む際にクラスタ構成を支援するため、「ベストプラクティスアナライザー(BPA)」
というツールが追加になっているそうです。
ネットワークパフォーマンス向上のため、TCPオフロード機能(TCPセグメント化のCPU処理を、
ネットワークカード(NIC)上チップに処理分散させる機能。VMware Infrastructure 3.5の新機能でした。)や
ジャンボフレーム(通常よりデカイフレーム長で、CPU負荷を軽減してパケットを送信する)機能も加わり、
パフォーマンスの懸念へも対応がされているようです。ダウンロードするには、MSDNサブスクリプションが必要とのことですが。
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/subscriptions/securedownloads/default.aspx?pv=36:351TH:ja:--
Hyper-Vの導入事例にも東京大学が増え、頼もしい限りです。
http://www.microsoft.com/japan/windowsserver2008/technologies/hyperv-casestudies.mspxこれからServer 2008の時代が本格化すれば、平均的なユーザはまずHyper-Vに目がいくはずです。
Hyper-Vのノウハウが普及・一般化し、お客様も「ところでHyper-Vっていうのがあるんだって?」と
はじめに言って下さるようになれば よいなよいな...2009年がよい年になりますように。(^o^)
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御存じだとは思いますが、念のために。
MSDN/TechNetの両方でダウンロードが開始されていますね。昨日の午前中はダウンロード集中でサーバがエラー起こしていましたけど ^^;
MSDN/TechNet のいずれもお持ちでないのなら、「TechNet Plus Direct サブスクリプション」がお勧めです。ちょっと頑張れば個人でも手が届く範囲の価格設定です。
http://technet.microsoft.com/ja-jp/subscriptions/default.aspx