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adtest.exeの使い方

質問
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Windows Server 2012 R2のActiveDirectoryドメイン環境にて、adtestというツールを使用した認証負荷テストを予定しています。
https://blogs.technet.microsoft.com/askpfeplat/2014/02/09/how-to-use-the-active-directory-performance-testing-tool-on-windows-server-2012/
の内容に基づいて設定を進めているのですが、
adtest -r NewRoot -f x64Performance.ats -user perftest -password perftest -root 0 -t 10 -sf -e -o newroot.log
というコマンドを実行すると、下記のようなエラーメッセージが表示されてしまいます。
※上記コマンドのユーザ、パスワードの部分は環境に応じて書きかえています。↓↓↓↓↓↓エラーメッセージ↓↓↓↓↓↓↓↓
------------------------------------------------------------------------
ADTEST ATS Error
Could not resolve TEST or COMMAND: "NewRoot"
------------------------------------------------------------------------
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
上記エラーメッセージを見る限り、「x64Performance.ats」の内容がダメなのかなと
思うのですが、中身を見ても何が悪いのかさっぱりわかりません。
※x64Performance.ats は、参考サイトのコードをコピーし、パスワードの部分だけ書きかえて利用しています。どう書きかえれば良いのか、どなたかお分かりになるかたがいらっしゃいましたら教えて頂きたいです。
回答
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チャブーンです。
adtest.exeの扱いですが、はっきり申し上げればActive Directory LDAPについて、中~上級の知識が大前提になります。そのうえで、adtestのダウンロードファイルにある「ヘルプファイル」を読んで、.atsファイルの「文法」を理解する必要があります。
キビシイ言い方かもしれませんが、「わからないので手取り足取り教えてください」とところですと、どなたも対応はできないでしょう。本来論としてはMS有償サポートレベルで扱うようなネタだからです。
エラーメッセージを見る限り、.atsファイル側で「NewRoot」Functionが定義されてないようにみえます。WebページのatsファイルではちゃんとNewRootが定義されていますので、以下のセクションがatsファイル内に存在していることを確認してください。
NewRoot { RANGE #(1) LOOP SEQ | ONCE TEST AddDivision TEST AddUnit TEST AddTeam }
atsファイルは「adtest.exeと同じフォルダー」に必ず配置する必要があります。atsファイルは、念のため文字コード「ANSI」形式で保存したほうがよいでしょう。フォーラムは有償サポートとは異なる「コミュニティ」です。フォーラムでご質問頂くにあたっての注意点 をご一読のうえ、お楽しみください。
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チャブーンです。
adtest.exeの扱いですが、はっきり申し上げればActive Directory LDAPについて、中~上級の知識が大前提になります。そのうえで、adtestのダウンロードファイルにある「ヘルプファイル」を読んで、.atsファイルの「文法」を理解する必要があります。
キビシイ言い方かもしれませんが、「わからないので手取り足取り教えてください」とところですと、どなたも対応はできないでしょう。本来論としてはMS有償サポートレベルで扱うようなネタだからです。
エラーメッセージを見る限り、.atsファイル側で「NewRoot」Functionが定義されてないようにみえます。WebページのatsファイルではちゃんとNewRootが定義されていますので、以下のセクションがatsファイル内に存在していることを確認してください。
NewRoot { RANGE #(1) LOOP SEQ | ONCE TEST AddDivision TEST AddUnit TEST AddTeam }
atsファイルは「adtest.exeと同じフォルダー」に必ず配置する必要があります。atsファイルは、念のため文字コード「ANSI」形式で保存したほうがよいでしょう。フォーラムは有償サポートとは異なる「コミュニティ」です。フォーラムでご質問頂くにあたっての注意点 をご一読のうえ、お楽しみください。
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チャブーンです。
私の発言に関して、もしも心外と思われることがあったなら、申し訳なく思います。ただ事実として、adtestの扱いは、無償でありながら最初から難しいツールであり、「無償だからだれでも簡単に使える(べきである)」というにはムリがあるとご理解いただきたかったところです。
2つの面で注意がいります。このツールは現在「MSのサポート外」の扱いとなっているため、おそらく情報が公開されたもの以外はどこからも入りません(入っても限定的だと思います)。ですから、「詳しい誰かを無償で頼る」という利用方針だとしたら、必ず破綻します。業務で使うレベルまで使いこなすのであれば、ご自身が詳しくなるか、本当に詳しいエンジニアを「雇う」しかないという認識です。
ちなみに知識の習得方法ですが、先ほど行った「ヘルプファイル(adtest.mht)」にそれなりの内容が書いてあります。具体的な動作やatsファイルの文法は「Appendix 3」にあるので、そこをみながら実際のatsファイルを読み、理解を深める必要があります。
もう一つは、このツールでどんなに頑張っても「ユーザーログオンそのもの」を再現することはできません。しくみ上、Kerberos認証やLDAP検索に関する一部動作を再現するだけで、とくにグループポリシーの適用やエクスプローラの表示などトレースはできません。動作の組み合わせによって再現性を高めることはできますが、できないことはできないので、それを加味して「実際に採用するべきかどうか」は一度考えられたほうがいいでしょう。
フォーラムは有償サポートとは異なる「コミュニティ」です。フォーラムでご質問頂くにあたっての注意点 をご一読のうえ、お楽しみください。
- 編集済み チャブーンMVP, Moderator 2018年2月7日 9:23