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仮想OSのメモリ内容をファイルに吐き出す機構について

質問
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お世話になっております。
ゲストOSを起動すると、ホストOSの記憶領域(HDD)がゲストOSへの割当物理メモリ分一気に減少します。
(ゲストOSのメモリの内容をファイルに吐き出している?)
このしくみについて質問があります。1.これはおそらくスナップショット動作のためと思われますが
作られるファイルの名称は(吐き出す仕組みの名称もありましたらこちらも)
何と呼ばれているのでしょうか?2.このファイルの吐き出し先を変更することは可能でしょうか?
ご教示いただけますと幸いです。3.スナップショット作成機能が使用できなくなることを承知で、
この吐き出しのしくみを停止させることは可能でしょうか?
もし可能ならば、メモリを沢山搭載することでゲストOSの動作が相当速くなるような気がしています。恐れ入りますが
ご存知の方いらっしゃいましたらご教示頂けますでしょうか?
(上記1~3のうち一部のご教示でも助かります)
回答
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サイズから推測して、「保存」をした時の状態保存(メモリ内容も含む)する先だと推測します。
ファイルが生成されるのは、「Hyper-Vの設定」にある「仮想マシン」フォルダ下に作成された「Virtual Machines」に仮想マシンIDフォルダが作成され、そこに作られます。
> 2.このファイルの吐き出し先を変更することは可能でしょうか?
Hyper-Vの設定にある「仮想マシン」でデフォルトが決まり、仮想マシン作成ウィザードで「仮想マシンを別の場所に格納する」で個別設定が出来ます。
作成済みの子パーティションの場合は、エクスポート/インポートで移動する事が可能です。
実際に保存動作をしてみると、(このタイミングでメモリ内容がこのファイルに書かれるのかは不明ですが)、子パーティションの実消費メモリ分のファイルサイズまで縮小されます。
復元(保存から起動)時も、保存時と大差無い時間で処理完了するので、起動時に領域だけが確保されて保存時にメモリ状態が書き込まれているのではないかと想像しています。
> 何と呼ばれているのでしょうか?
正確な事はわかりませんが、保存をすると、「保存された状態の削除」がメニュー増え、これを選択すると作成されたファイルが削除されるので「保存された状態」で良い様な気がします。
MVP for Virtual Machine : Networking- 回答としてマーク 鈴木裕子Support Engineer, Moderator 2009年3月26日 7:53
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> 稼動していたゲストOSが自動的に一時停止状態になってしまったことがありました
はい。これは Hyper-V の保護機構が作動した結果ですね。(Virtual Server ども同じ機構があるようですが、未確認)
僕も一度うっかりディスクフルでこの保護機構を作動させた事があります(汗)
ディスクを整理して空き領域を確保すれば再開できたので、テスト環境で再現するのはありかと思います。
ちなみに、スナップショットは、VHD が分割されるイメージなので(差分ディスク機構を使っていると想像)、保存された状態ファイル(?)とは無関係だと思います。
MVP for Virtual Machine : Networking- 回答としてマーク 鈴木裕子Support Engineer, Moderator 2009年3月26日 7:53
すべての返信
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サイズから推測して、「保存」をした時の状態保存(メモリ内容も含む)する先だと推測します。
ファイルが生成されるのは、「Hyper-Vの設定」にある「仮想マシン」フォルダ下に作成された「Virtual Machines」に仮想マシンIDフォルダが作成され、そこに作られます。
> 2.このファイルの吐き出し先を変更することは可能でしょうか?
Hyper-Vの設定にある「仮想マシン」でデフォルトが決まり、仮想マシン作成ウィザードで「仮想マシンを別の場所に格納する」で個別設定が出来ます。
作成済みの子パーティションの場合は、エクスポート/インポートで移動する事が可能です。
実際に保存動作をしてみると、(このタイミングでメモリ内容がこのファイルに書かれるのかは不明ですが)、子パーティションの実消費メモリ分のファイルサイズまで縮小されます。
復元(保存から起動)時も、保存時と大差無い時間で処理完了するので、起動時に領域だけが確保されて保存時にメモリ状態が書き込まれているのではないかと想像しています。
> 何と呼ばれているのでしょうか?
正確な事はわかりませんが、保存をすると、「保存された状態の削除」がメニュー増え、これを選択すると作成されたファイルが削除されるので「保存された状態」で良い様な気がします。
MVP for Virtual Machine : Networking- 回答としてマーク 鈴木裕子Support Engineer, Moderator 2009年3月26日 7:53
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Murashima Syuichi 様
ご教示頂きまして有難う御座います。
おっしゃるとおり、保存やスナップショット取得のためのファイルであることは間違いなさそうです。
仮想マシンの設定と同居しているのですね。実は、一度HDD領域を枯渇させてしまったとき
おそらくHyper-Vの保護機能によって、
稼動していたゲストOSが自動的に一時停止状態になってしまったことがありました。
このゲストOSを復元をさせようとしたときに
赤いバッテンとともに
「復元に失敗しました。○○○ファイル(?)を作成することができませんでした。」
とメッセージボックスが表示されてしまいました。
この○○○ファイル(?)という表示に、何か正式名称のようなものが書かれていました。
同じ環境を作ってみればまた表示させることはできるとは思うのですが、
何分クラッシュしてしまって仮想環境がパーになってしまう危険もあるので
テストするには気が引ける状況です。。 -
> 稼動していたゲストOSが自動的に一時停止状態になってしまったことがありました
はい。これは Hyper-V の保護機構が作動した結果ですね。(Virtual Server ども同じ機構があるようですが、未確認)
僕も一度うっかりディスクフルでこの保護機構を作動させた事があります(汗)
ディスクを整理して空き領域を確保すれば再開できたので、テスト環境で再現するのはありかと思います。
ちなみに、スナップショットは、VHD が分割されるイメージなので(差分ディスク機構を使っていると想像)、保存された状態ファイル(?)とは無関係だと思います。
MVP for Virtual Machine : Networking- 回答としてマーク 鈴木裕子Support Engineer, Moderator 2009年3月26日 7:53
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こんにちは、フォーラムオペレーターの鈴木裕子です(^O^)/
Murashima Syuichi さん、回答ありがとうございました!!
DEKOCHAN さん、その後いかがですか?
ご投稿の疑問は、Murashima Syuichi さんの回答で、かなりすっきりされたのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
大変有用な情報が投稿されていると思いましたので、ぜひこちらを多くの方に参照していただきたく、勝手ながら私のほうで[回答としてマーク]をつけさせていただきました。ただ、もし疑問が未解決だったり、不適当と思われた場合は、遠慮なくチェック解除してくださいね。
その後、DEKOCHAN さんのほうでお分かりになったことなどありましたら、そちらの投稿もお待ちしております(^-^)
これからもIT技術者の皆様の情報交換の場として、Forumをご活用くださいね!
マイクロソフト株式会社 フォーラムオペレータ 鈴木裕子