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Hyper-V フェールオーバー後の処理について

質問
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お世話になっております。
2台のサーバー間で、Hyper-VのゲストVMを移動したく、フェールオーバーにて移動を行いました。
フェールオーバー後、移動先の環境で問題なくゲストVMが立ち上がりましたが、Hyper-V上では「レプリケーションの反転」項目が表示されるなど、まだ以前のレプリケーション設定を引きずっているように見受けられます。
Hyper-Vフェールオーバー後、フェールオーバー先の環境を正のものとして取り扱うには、どのような処理が必要なのでしょうか?
■目的
・”Aサーバー” → ”Bサーバー” へのHyper-VゲストVMの移動
・”Bサーバー”を、ゲストVMが稼働する正環境とする(以前のレプリケーション情報はすべて抹消する)
■実施済み作業手順
①”Aサーバー”にて、移動対象のVMシャットダウン
②シャットダウン後、”Aサーバー”から”Bサーバー”へレプリケーションされた事を確認
③”Bサーバー”にて、移動対象のVMに対して「フェールオーバー」を実行(最新回復ポイントを指定)
④”Bサーバー”にて、移行対象のVMが正常に立ち上がった事を確認
■環境
”Aサーバー”
OS:Windows Server 2012 R2 Standard
”Bサーバー”
OS:Windows Server 2012 R2 Standard
回答
すべての返信
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フェイルオーバーの後にレプリケーションの反転を行うと目的の状態になると思います。
Hyper-VレプリカについてはHitachi様が詳しいドキュメントをリリースされていますので、こちらを一読されると良いと思います。
http://www.hitachi.co.jp/products/it/windows_os/support/ws2012/pdf/WhitePaper-HyperVReplica_v1.1.pdf今回のご質問に関係する部分は14ページの中段あたりになります。
- 回答の候補に設定 佐伯玲 2014年7月28日 0:13
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補足情報としてですが「Hyper-Vレプリカ」のフェールオーバーには3種類あります。
・テストフェールオーバー
レプリカサーバー上の仮想マシンの動作確認
・計画フェールオーバー
計画されていたメンテナンス作業や障害の発生を事前に察知した場合などに、プライマリサーバーとレプリカサーバーの役割を入れ替える
・フェールオーバー
予期しない災害や障害が発生した場合に、レプリカサーバーの VM を起動するですので、結果的にはレプリケーションの反転を行えばプライマリとレプリカが切り替わりますが、本来ならば計画フェールオーバーを実施すればよかったと思われます。
以上、参考になれば幸いです。
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