本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。
こんにちは、Windows
Commercial Support User Experience
チームの佐々木です。
リモート デスクトップ サービス環境において、リモート デスクトップ接続時、
下記のエラーが表示される場合があります。

上記エラーは、リモート デスクトップ ライセンス モードが指定されていない場合に表示されます。
リモート デスクトップ サービス環境をご利用いただく際に必要な RDS CAL
には、
ユーザー数モードおよびデバイス数モードがございます。
そのため、ご購入いただきました CAL
の種類に応じて、セッション ホストの役割の追加とは別に、
リモート デスクトップ ライセンス モードを設定いただく必要がございます。
リモート デスクトップ ライセンス モードは、サーバー マネージャー (ドメイン環境の場合)、レジストリ、GPO の
いずれかで設定いただくことが可能です。
それぞれの設定箇所は、下記をご参照ください。
※
サーバー マネージャー、もしくはレジストリでの設定を推奨いたしております
■
サーバー マネージャーにて設定
RD
接続ブローカー -> サーバー マネージャー ->
リモート デスクトップ サービス -> 概要 ->
展開の概要
->
タスク -> 展開プロパティの編集 -> RD
ライセンス

■
レジストリにて設定
※ 01・02
いずれか片方の実施をお願いいたします
◇01:レジストリ エディターによる指定
1.レジストリ エディターにて、下記フォルダを開きます
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Terminal Server\RCM\Licensing Core
2.:[LicensingMode]
をダブル クリックし、データの値を変更します
※ 4
は [接続ユーザー数]
モードです。[接続デバイス数]
モードは 2 です。
◇02:Windows PowerShell
による指定
※ 管理者権限による実施をお願いいたします
1.Windows Powershell
を起動します
2.下記コマンドを実行し、リモート デスクトップ ライセンス モードを指定します
> New-ItemProperty
“HKLM:\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Terminal Server\RCM\Licensing Core” -Name LicensingMode -Value
“4” -PropertyType DWord
※ 4
は [接続ユーザー数]
モードです。[接続デバイス数]
モードは 2 です。
■
GPOにて設定
※
サーバー マネージャー、もしくはレジストリでの設定を推奨いたしております
※
Active Directory サーバーより実施願います
コンピューターの構成 ->
管理用テンプレート -> Windows コンポーネント
->
リモート デスクトップ サービス ->
リモート デスクトップ セッション ホスト ->
ライセンス -> リモート デスクトップ ライセンス モードの設定

グループ ポリシーの適用には時間を要する場合がございますが、
適用したい環境にて、コマンド プロンプトより以下コマンドを実行いただくことで、
ポリシーを強制的に適用させることが可能です。
gpupdate /force