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WORKGROUP環境、WSUS有、CBB(Semi-Annual Channel)のWin10の運用 RRS feed

  • 質問

  • こんにちは。

    件名の件、いろいろと調べましたが、認識があっているかの確認をしたいので、ご存知の方教えていただければ大変助かります。

    よろしくお願いいたします。

    まず、社内にWORKGROUP環境でWindows PCがあります。

    中にはWindows10もあります。

    Windows 10はCBのもの、CBBのもの混在です。

    AD参加PC向けにはWSUS4.0を展開しておりまして、UpdateはWSUSでコントロールしています。

    これから、WORKGROUP端末も上記のWSUSでUpdateをコントロールしていく予定です。

    そこで、以下の認識で運用して問題ないかを教えてください。

    ①WORKGROUP端末のWindows Updateダウンロード元をWSUSサーバとする。

    →WSUSサーバを指定したのに、Microsoft Updateに接続に行ってしまうなどということはないでしょうか?

    ②Windows10の機能更新プログラム(Creators Update)は、手動承認とし、社内で検証が終わった後にWSUSから配布する

    →CB/CBBが混在の場合に、注意する点はありますでしょうか。例えば、CBBにしている端末がある場合に、WSUSで手動承認済みの機能更新プログラムがCBのPCにはWSUS経由でダウンロードされてくるが、CBBは猶予期間があるためダウンロードも猶予されてしまう等

    ③上記運用の場合、WSUSの手動承認で止めておけば、本当に機能更新プログラムはWindows10端末に勝手にインストールされませんか?

    →結局半年たったら勝手にMicrosoft Updateからダウンロードしますとかいう落とし穴はないでしょうか。

    質問ばかりで恐縮です。

    ご協力いただけますと幸いです、よろしくお願いいたします。

    2018年4月2日 2:23

すべての返信

  • 複雑な動作なので、まず前提として以下をご理解下さい。

    それと、CB Semi-Annual Channel (Target)CBB Semi-Annual Channel と読み替えて頂ければと思います。

     

    WSUS へ接続するクライアント

    WSUS クライアントとして、WSUS 側で承認した機能/品質更新プログラムをインストールする。

     

    CB / CBB 等の設定が有るクライアント

    Windows Update for Business クライアントとして、CB / CBB 等の設定に基づいてインターネットの Windows Update から更新プログラムをインストールする。

     

    WSUS クライアントは WSUS 側で承認された更新プログラムしかインストールを行いませんので、機能更新プログラムのインストールを延期する CB / CBB の設定は不要です。(機能更新プログラムの配信は WSUS 側で任意にコントロール可能)

    逆に、WSUS クライアントで CB / CBB 等の Windows Update for Business 関連の設定を行っていると、以下の様に WSUS ではなくインターネットの Windows Update に接続してしまいます。(Windows Update for Business の設定が優先される)

     

    Windows 10 の WSUS クライアントが Windows Update から更新プログラムを取得するようになってしまう事象について

    https://blogs.technet.microsoft.com/jpwsus/2016/11/15/windows-10-1607-wufb/

     

    以上を踏まえると答えは以下の通りです。

     

    WSUS クライアントがインターネットの Windows Update に接続するか

    Windows Update for Business 関連の設定をしない限り、自動更新でインターネットの Windows Update に接続される事はありません。

    ただし、ユーザーが「オンラインで Microsoft Update から更新プログラムを確認します」を手動で実行した場合は、インターネットの Windows Update に接続されてしまいますので、「インターネット上の Windows Update に接続しない」等のポリシーを有効にしておくと良いでしょう。

     

    機能更新プログラムを配信するタイミングを制御したい

    CB /CBB の設定は WSUS から更新プログラムを配布する動作に用いられません。

    逆に、上記の通りインターネットの Windows Update へ接続してしまいますので、未設定・未構成にされる事をお奨めします。

    WSUS クライアントのアップグレードのタイミングを分けたいのであれば、WSUS のコンピューターグループを分けて、別々のタイミングで機能更新プログラムを承認すれば良いでしょう。

     

    WSUS サーバーからの Windows 10 のアップグレードの配信

    https://blogs.technet.microsoft.com/jpwsus/2016/02/11/wsus-windows-10/

     

    意図せず機能更新プログラムがインストールされる事が無いか

    質問 で説明した様に、意図せずインターネットの Windows Updat に接続する事が無ければ、基本的に機能更新プログラムがインストールされる事は有りません。

    また、KB4023057 等により意図せずアップグレードされる場合が有る様ですが、該当の更新プログラムは WSUS には同期されませんので、こちらもインターネットの Windows Update に接続しない限りは問題ないでしょう。


    2018年4月2日 4:49