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Robocopy実行時、実行ユーザのパスワード変更 RRS feed

  • 質問

  • Robocopy、というよりも共有アクセス時のセッション状態の仕様に関しての質問になってしまうかもしれません。

    サーバA上のデータをサーバBへRobocopyを使用してコピーします。

    Robocopyを実行するサーバCを用意して、タスクスケジューラにRobocopyを実行するバッチを仕掛けます。

    # Robocopy \\サーバA\share\ \\サーバB\share\  実行コマンドはこのようなイメージです。

    タスク実行ユーザとしてサーバA、サーバBに対してそれぞれ共有アクセスできるドメインユーザを使用します。

    【質問1】

    このRobocopy処理が実行中に、タスク実行ユーザのパスワードを変更した場合、認証的に処理が停止してしまうことはあるのでしょうか。

    検証したところ、変更後も処理は問題なく継続したのですが、処理時間が長い場合セッションの有効時間が存在するのかと懸念しています。

    【質問2】

    バッチの中でRobocopyを複数回実行するように記載している場合、実行ユーザのパスワードが変更された後、新たなRobocopyコマンドが実行されても認証的に問題はないのでしょうか。

    # Robocopy \\サーバA\share1\ \\サーバB\share1\

    # Robocopy \\サーバA\share2\ \\サーバB\share2\

    # 1行目のコマンド実行中にパスワードが変更され、2行目のコマンドがその後無事完了できるのか、という内容です 

    こちらも検証したところ影響は出なかったのですが、質問1同様セッションの有効時間の問題かと思っております。

    【質問3】

    パスワードの変更によりAD側に認証関連のエラー/警告は表示されるのでしょうか。

    すみませんが、お分かりの情報ありましたら共有いただけますと幸いです。


    • 編集済み yoshi_pz 2017年6月29日 2:43
    2017年6月29日 2:41

回答

  • チャブーンです。

    まず、SMB自体には「セッションの有効期限」は特にありません。ですから共有フォルダーアクセス中に勝手に「情報がリセットされる」ということはないのですが、それにもかかわらず、実質は「最長10時間」後にアクセスができなくなる可能性が高いでしょう。

    理由ですが、Kerberosの「TGTチケット」の有効期限が最長10時間のためです。TGTチケットはサービスへの認証チケット(TGS)を取得する前提のチケットで、期限が切れると再取得を行いますが、バッチを実行するcmdシェルの実行アカウントの資格情報が違っていれば、その段階で認証に失敗し、アクセスできなくなります。これはそういうものなので、ムリにあれこれ「調整」しようとするのは、よい考えではありません。

    ですから、実行中に勝手にパスワードを変えたり、パスワードの有効期限が切れる、という運用自体、避けるべきです。これは注意すれば、利用者側でなんとかできる話しです。

    なお、ユーザーのパスワードが変更された場合、ドメインコントローラー側のセキュリティログに変更の事実がロギングされます。変更の際のログオンしていたドメインコントローラーに記録されますので、複数あれば、どれにあるか全部のドメインコントローラーから探す必要があります。


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    2017年6月29日 6:40
    モデレータ