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WSUS 3.0→3.0 SP1にアップグレード後にエラーログが記録される

質問
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お世話になります。
■環境
WSUS :3.0 SP1
Server:Windows Server 2003 R2 Standard Edition SP2
Cient:Windows 2000,XP上記環境にてWSUSを運用していましたがWSUSを3.0→3.0 SP1
にアップグレードしたところ下記エラーが定期的にサーバの
アプリケーションログに記録されるようになってしまいました。
■内容
イベントの種類: エラー
イベント ソース: Windows Server Update Services
イベント カテゴリ: (6)
イベント ID: 13042
日付: 2009/01/29
時刻: 8:46:47
ユーザー: N/A
コンピュータ: SERV01
説明:
イベント ID (13042) (ソース Windows Server Update Services 内) に関する説明が見つかりませんでした。リモート コンピュータからメッセージを表示するために必要なレジストリ情報またはメッセージ DLL ファイルがローカル コンピュータにない可能性があります。この説明を取得するために /AUXSOURCE= フラグを使用することができる可能性があります。詳細については、ヘルプとサポートを参照してください。次の情報はイベントの一部です: 自己更新は動作していません。.■発生周期
6時間おき
※グループポリシーの[自動更新の検出頻度]に一致クライアントのWindows Updateは成功しており,WSUS管理コンソール上でクライアントの状態報告は確認できているので動作上は問題ないのですが、エラーログが定期的に記録されているので原因を突き止めたいと考えています。
同様の現象にあわれた方、原因、解決方法をご存知の方がいらっしゃいましたら
情報を頂ければと思います。
回答
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hyu14 さん、
こんにちは!
フォーラム オペレーターの服部 清次です。
hyu14 さんが遭遇されたエラー (イベント ID: 13042)は、クライアントの自己更新が正常に動作していないことが原因で発生するものです。
このエラーに関しましては、詳細が記載されているページが英語版 TechNet にありますので、内容を和訳して紹介させていただきますね。 (^^)
説明 WSUS は IIS を使用して、ほとんどのコンピュータに WSUS 互換の自動更新 (WSUS クライアント) をインストールします。
このプロセスは、「クライアントの自己更新」 と呼ばれます。
WSUS のセットアップ プロセスでは、WSUS Web サイトに Selfupdate という仮想ディレクトリを作成し、この仮想ディレクトリに WSUS 互換の自動更新ファイルが格納されます。
この仮想ディレクトリは、「自己更新ツリー」 と呼ばれます。ユーザー側でのアクション 自己更新 クライアントの自己更新が正常に動作していません。
WSUS は、ポート80に仮想ディレクトリ SelfUpdate を作成し、自動更新 (AU) クライアントはこれを使用します。
AU クライアントはバージョンを確認し、バージョンの期限が切れていた場合は、新しいバージョンをダウンロード/インストールします。
これには、バージョンを確認するために使用されるファイルと、そのコンピューターと OS に合ったクライアント バイナリをダウンロードする必要があります。
このディレクトリとそのサブ ディレクトリにある静的コンテンツは、匿名アクセスで利用できます。注意: ポート8530に "WSUS Administration" Web サイトが作成されている場合は、2つ目の SelfUpdate 仮想ディレクトリが作成されます。 考えられる解決策: • WSUS クライアント コンピュータのネットワーク接続を確認する。 a. Internet Explorer を開く。 b. アドレスバーに http://<WSUSServerName>/iuident.cab と入力する。
<WSUSServerName> は、WSUS サーバーの名前になります。
iuident.cab をダウンロードまたは開く指示が出ることを確認してください。
これにより、WSUS クライアント コンピュータのネットワーク接続と、WSUS サーバー上で iuident.cab ファイルが利用可能であることを確認できます。c. ダウンロードまたは保存を指示するメッセージ ボックスが表示されたら、[キャンセル] をクリックしてください。
• ポート80に自己更新ツリーが存在することを確認する。 通常、これはデフォルト Web サイトです。a. コマンド ウィンドウを開く。 b. cscript <WSUSInstallDir>\setup\InstallSelfupdateOnPort80.vbs と入力する。
• クライアントの Web サービス ディレクトリで許可を確認する。a. コマンド ウィンドウを開く。 b. cd <WSUSInstallDir>\SelfUpdate と入力する。 c. cacls と入力する。 d. 以下の ACE が設定されます: • ILTIN\Users:(OI)(CI)R • BUILTIN\Administrators:(OI)(CI)F • NT AUTHORITY\SYSTEM:(OI)(CI)F • IIS スクリプトscript adsutil.vbs (または IIS Administration UI Tool) を使って、レポーティング Web サービスの IIS 構成を確認する。
詳細は、以下の WSUS 3.0 操作ガイドの 「付録C: Web サービスの IIS 構成 (Appendix C: IIS Settings for Web Services)」 をご覧ください。http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=81072 (英語)
• ServerBindings や SecureBindings にフォーム X.X.X.X:80 というエントリが含まれる場合は、IP アドレスを削除してポート アドレスを残すか、
ローカル マシン 127.0.0.1:80 に別のバインディングを追加してください。 以下のコマンドを入力してください:<InetpubDir>\AdminScripts\adsutil.vbs set W3SVC/1/ServerBindings "127.0.0.1:80"
こちらの情報がお役に立てることを願っています。それでは、また! (^_^)/
________________________________________
マイクロソフト株式会社 フォーラム オペレータ 服部 清次
- 回答としてマーク 鈴木裕子Support Engineer, Moderator 2009年2月26日 8:09
すべての返信
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hyu14 さん、
こんにちは!
フォーラム オペレーターの服部 清次です。
hyu14 さんが遭遇されたエラー (イベント ID: 13042)は、クライアントの自己更新が正常に動作していないことが原因で発生するものです。
このエラーに関しましては、詳細が記載されているページが英語版 TechNet にありますので、内容を和訳して紹介させていただきますね。 (^^)
説明 WSUS は IIS を使用して、ほとんどのコンピュータに WSUS 互換の自動更新 (WSUS クライアント) をインストールします。
このプロセスは、「クライアントの自己更新」 と呼ばれます。
WSUS のセットアップ プロセスでは、WSUS Web サイトに Selfupdate という仮想ディレクトリを作成し、この仮想ディレクトリに WSUS 互換の自動更新ファイルが格納されます。
この仮想ディレクトリは、「自己更新ツリー」 と呼ばれます。ユーザー側でのアクション 自己更新 クライアントの自己更新が正常に動作していません。
WSUS は、ポート80に仮想ディレクトリ SelfUpdate を作成し、自動更新 (AU) クライアントはこれを使用します。
AU クライアントはバージョンを確認し、バージョンの期限が切れていた場合は、新しいバージョンをダウンロード/インストールします。
これには、バージョンを確認するために使用されるファイルと、そのコンピューターと OS に合ったクライアント バイナリをダウンロードする必要があります。
このディレクトリとそのサブ ディレクトリにある静的コンテンツは、匿名アクセスで利用できます。注意: ポート8530に "WSUS Administration" Web サイトが作成されている場合は、2つ目の SelfUpdate 仮想ディレクトリが作成されます。 考えられる解決策: • WSUS クライアント コンピュータのネットワーク接続を確認する。 a. Internet Explorer を開く。 b. アドレスバーに http://<WSUSServerName>/iuident.cab と入力する。
<WSUSServerName> は、WSUS サーバーの名前になります。
iuident.cab をダウンロードまたは開く指示が出ることを確認してください。
これにより、WSUS クライアント コンピュータのネットワーク接続と、WSUS サーバー上で iuident.cab ファイルが利用可能であることを確認できます。c. ダウンロードまたは保存を指示するメッセージ ボックスが表示されたら、[キャンセル] をクリックしてください。
• ポート80に自己更新ツリーが存在することを確認する。 通常、これはデフォルト Web サイトです。a. コマンド ウィンドウを開く。 b. cscript <WSUSInstallDir>\setup\InstallSelfupdateOnPort80.vbs と入力する。
• クライアントの Web サービス ディレクトリで許可を確認する。a. コマンド ウィンドウを開く。 b. cd <WSUSInstallDir>\SelfUpdate と入力する。 c. cacls と入力する。 d. 以下の ACE が設定されます: • ILTIN\Users:(OI)(CI)R • BUILTIN\Administrators:(OI)(CI)F • NT AUTHORITY\SYSTEM:(OI)(CI)F • IIS スクリプトscript adsutil.vbs (または IIS Administration UI Tool) を使って、レポーティング Web サービスの IIS 構成を確認する。
詳細は、以下の WSUS 3.0 操作ガイドの 「付録C: Web サービスの IIS 構成 (Appendix C: IIS Settings for Web Services)」 をご覧ください。http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=81072 (英語)
• ServerBindings や SecureBindings にフォーム X.X.X.X:80 というエントリが含まれる場合は、IP アドレスを削除してポート アドレスを残すか、
ローカル マシン 127.0.0.1:80 に別のバインディングを追加してください。 以下のコマンドを入力してください:<InetpubDir>\AdminScripts\adsutil.vbs set W3SVC/1/ServerBindings "127.0.0.1:80"
こちらの情報がお役に立てることを願っています。それでは、また! (^_^)/
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マイクロソフト株式会社 フォーラム オペレータ 服部 清次
- 回答としてマーク 鈴木裕子Support Engineer, Moderator 2009年2月26日 8:09
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hyu14 さん、こんにちは。フォーラムオペレーターの鈴木裕子です(^O^)/
投稿から少し時間が経過いたしましたが、その後いかがでしょうか?弊社 服部が紹介させていただいた技術情報がお役に立っていると良いのですが。
エラーが無事解消されたか気になるところなのですが、同じ現象について情報を探している方に、こちらのスレッドを参考にしていただければと思い、勝手ながら私のほうで回答チェックをつけさせていただきました。もし問題が未解決だったり、不適当と思われた場合は、遠慮なくチェックを解除してください。
もし解決されていた場合は、その後の経過をご投稿いただけるととても嬉しいです(^-^)
これからも、IT技術者同士の情報交換の場としてForumをますます活用してくださいね!
hyu14 さんが経験されたことのあるスレッドを見つけた時は、ぜひぜひコメントもお寄せください。よろしくお願いします。
マイクロソフト株式会社 フォーラムオペレータ 鈴木裕子