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送信コネクタのコスト値に関する質問です。

質問
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送信コネクタの設定で想定どおりの動きをしないので、質問させてください。
【環境】
WindowsServer2003 ExchangeServer2007【設定】
送信コネクタA:アドレススペース* コスト=10 SIZE制限=3072
送信コネクタB:アドレススペース*.hogehoge.co.jp コスト=15 SIZE制限=2048将来的に送信コネクタBのコストを10以下にして、hogehoge.co.jpへのメール送信に対してサイズ制限をかけようとしております。
ひとまず、従来ある送信コネクタAより優先順位が低くなるように上記の設定をしました。
想定としては、この設定では「送信コネクタA」を利用して外部にメール送信され、送信コネクタBは一切利用されないと思っておりますが、実際hogehoge.co.jpへメール送信しログをチェックすると「送信コネクタB」を利用して外部にメールが送信されています。コスト値が低いことから、アスタリスクで設定された送信コネクタを利用されるものと認識しておりますが、想定どおりの動きをしない状況で困っております。
設定についてご指摘などありましたらよろしくお願いします。
2010年6月3日 4:19
回答
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多分、ここの記載がその現象の説明に当たると思います。
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/aa998662%28EXCHG.80%29.aspx
真ん中辺?に アドレススペースに関する説明があります。
~~~~抜粋~~~~
ルーティング解決中に、電子メールが送信先アドレス スペースに配信されるためにルーティングされるルーティング先の送信コネクタが選択されます。受信者の電子メール アドレスに最も近いアドレス スペースを持つ送信コネクタが選択されます。たとえば、Recipient@marketing.contoso.com が宛先になっている電子メール メッセージなら、*.Contoso.com アドレス スペースを使用するように構成されているコネクタを通じてルーティングされます。特定のアドレス スペースのための送信コネクタを構成すると、そのアドレス スペース宛てに送信された電子メールは必ずそのコネクタを通じてルーティングされます。また、そのアドレス スペース宛てに送信された電子メールには、常にそのコネクタ用の構成設定が適用されます。
~~~~抜粋~~~~この説明には コスト=優先順位 について明記されていません。
コスト値は、同じアドレススペースの物で順に付けに影響すると思われます。
なので、
送信コネクタA:アドレススペース* コスト=10 SIZE制限=3072
送信コネクタB:アドレススペース*.hogehoge.co.jp コスト=15 SIZE制限=2048という設定の場合、 sample@mail.hogehoge.co.jp or sample@hogehoge.co.jp 宛てのメールは、
送信コネクタBのみが選択されます。コスト値を含めた構成を考慮する場合、
送信コネクタA:アドレススペース* コスト=10 SIZE制限=3072
送信コネクタB:アドレススペース*.hogehoge.co.jp コスト=15 SIZE制限=2048 スマートホスト smtprelay1.hogehoge.co.jp
送信コネクタC:アドレススペース*.hogehoge.co.jp コスト=10 SIZE制限=2048 スマートホスト smtprelay2.hogehoge.co.jp
とかになっていたら、sample@mail.hogehoge.co.jp or sample@hogehoge.co.jp 宛てのメールは、
アドレススペースから 送信コネクタB,Cが該当し、そこからコスト値をみて Cが安いので優先され、
送信コネクタCを使って送信、スマートホストに設定されている smtprelay2.hogehoge.co.jp に届くと思われます。
この理屈から、 全てのドメインのメール送信サイズ制限を設定するのであれば、
送信コネクタA:アドレススペース* コスト=10 SIZE制限=3072
送信コネクタB:アドレススペース* コスト=15 SIZE制限=2048としたら、送信コネクタAが採用されるようになると思います。
- 回答としてマーク 星 睦美 2010年6月10日 6:05
2010年6月3日 7:42
すべての返信
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多分、ここの記載がその現象の説明に当たると思います。
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/aa998662%28EXCHG.80%29.aspx
真ん中辺?に アドレススペースに関する説明があります。
~~~~抜粋~~~~
ルーティング解決中に、電子メールが送信先アドレス スペースに配信されるためにルーティングされるルーティング先の送信コネクタが選択されます。受信者の電子メール アドレスに最も近いアドレス スペースを持つ送信コネクタが選択されます。たとえば、Recipient@marketing.contoso.com が宛先になっている電子メール メッセージなら、*.Contoso.com アドレス スペースを使用するように構成されているコネクタを通じてルーティングされます。特定のアドレス スペースのための送信コネクタを構成すると、そのアドレス スペース宛てに送信された電子メールは必ずそのコネクタを通じてルーティングされます。また、そのアドレス スペース宛てに送信された電子メールには、常にそのコネクタ用の構成設定が適用されます。
~~~~抜粋~~~~この説明には コスト=優先順位 について明記されていません。
コスト値は、同じアドレススペースの物で順に付けに影響すると思われます。
なので、
送信コネクタA:アドレススペース* コスト=10 SIZE制限=3072
送信コネクタB:アドレススペース*.hogehoge.co.jp コスト=15 SIZE制限=2048という設定の場合、 sample@mail.hogehoge.co.jp or sample@hogehoge.co.jp 宛てのメールは、
送信コネクタBのみが選択されます。コスト値を含めた構成を考慮する場合、
送信コネクタA:アドレススペース* コスト=10 SIZE制限=3072
送信コネクタB:アドレススペース*.hogehoge.co.jp コスト=15 SIZE制限=2048 スマートホスト smtprelay1.hogehoge.co.jp
送信コネクタC:アドレススペース*.hogehoge.co.jp コスト=10 SIZE制限=2048 スマートホスト smtprelay2.hogehoge.co.jp
とかになっていたら、sample@mail.hogehoge.co.jp or sample@hogehoge.co.jp 宛てのメールは、
アドレススペースから 送信コネクタB,Cが該当し、そこからコスト値をみて Cが安いので優先され、
送信コネクタCを使って送信、スマートホストに設定されている smtprelay2.hogehoge.co.jp に届くと思われます。
この理屈から、 全てのドメインのメール送信サイズ制限を設定するのであれば、
送信コネクタA:アドレススペース* コスト=10 SIZE制限=3072
送信コネクタB:アドレススペース* コスト=15 SIZE制限=2048としたら、送信コネクタAが採用されるようになると思います。
- 回答としてマーク 星 睦美 2010年6月10日 6:05
2010年6月3日 7:42 -
こんにちは、naknakさん。
フォーラムオペレーターの星 睦美です。SHIMSOFTさんからの情報が参考になるのではと思いましたので、私のほうで[回答としてマーク]をさせていただきました。
naknakさんの結果はいかがでしょうか。よろしければ、お知らせいただけると嬉しいです。では、これからもTechNetフォーラムをよろしくお願いいたします。
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マイクロソフト株式会社 フォーラム オペレーター 星 睦美2010年6月10日 6:05