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Exchange2010+DPM2010 DAGのトランザクションログ切捨

質問
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現在、Exchange2010SP1環境でDAG(2台構成)を組み、DPM2010でバックアップを実行しているのですが、トランザクションログの切り捨ての動作について質問させて下さい。
Technetなどでは、「完全回復バックアップ」を取得することで、メールボックスデータベースのトランザクションログが削除されるという説明ですが、検証したところバックアップ直後に削除が行われず、5分~25分後に一部のログが削除されるような状況です。(ログ削除が確認できないときもあります)
また、削除対象のログファイルについても、チェックポイントファイル(E00.chk)より前に作成されたファイルが削除されるというわけではなく、古いファイルから数個(数は不定)のファイルが切り捨てられています。
削除対象となるログを確認する方法、または完全バックアップ後のログ削除のタイミングについてご存知はの方いらっしゃいますでしょうか。
ちなみに、DPM側の設定は下記のURLなどを参考に、パッシブ側のデータベースを完全バックアップで指定しており、バックアップ、メールボックスのリストアについても成功しています。
よろしくお願いいたします。
回答
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以下のサイトによると、 DPMの「完全回復バックアップ」では、トランザクションログは切り捨てられないようです。
トランザクションログは、「増分バックアップ」の際に切り捨てられます。
http://technet.microsoft.com/ja-jp/systemcenter/dm/gg675332
5分~25分後に一部のログが削除される状況だと説明されていますが、
これは「増分バックアップ」による正しいログの切り捨てが行われているからであり問題ないかと思われます。
よろしくお願いいたします。
すべての返信
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回答じゃありません。
まず、「チェックポイントファイル(E00.chk)より前に作成されたファイルが削除されるというわけではなく・・・」という部分は、どのファイルがチェックポイントより前かというのをタイムスタンプで見ていませんか?
どこまでのトランザクションログが再生済みか判断するには、eseutil /mh e00.chk で見てください。
Eseutil /M ファイル ダンプ モード
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/bb124584(EXCHG.80).aspxログの切り詰めが行われる条件は「バックアップなしのログの切り詰め」あたりを見てください。
バックアップ、復元、および障害復旧について
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dd876874.aspxReplayLagTime と TruncationLagTime はデフォルトで 0 だったと思いますが、Get-MailboxDatabase で調べてください。
切り詰めが行われるタイミングはわからないですが、「Microsoft Exchange Replication Service と Microsoft Exchange Information Store サービスは、どのログ ファイルを削除できるかに関してリモート プロシージャ コール (RPC) を使用して通信します。」と書いてあるように、バックアップしてすぐということにならなくても不思議ではないと思います。
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以下のサイトによると、 DPMの「完全回復バックアップ」では、トランザクションログは切り捨てられないようです。
トランザクションログは、「増分バックアップ」の際に切り捨てられます。
http://technet.microsoft.com/ja-jp/systemcenter/dm/gg675332
5分~25分後に一部のログが削除される状況だと説明されていますが、
これは「増分バックアップ」による正しいログの切り捨てが行われているからであり問題ないかと思われます。
よろしくお願いいたします。
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Toshiyuki Nakatani 様
ご回答頂きありがとうございます。
トランザクションログの適用状況について、下記ページなどを参考にeseutil /mk e00.chk を実行し、削除されたログファイルの番号と比較したのですが、未だ関連性が見つけられておりません。http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/tutor/exchange3004_06/exchange2003_06_03.html
>「Microsoft Exchange Replication Service と Microsoft Exchange Information Store サービスは、どのログ ファ>イルを削除できるかに関してリモート プロシージャ コール (RPC) を使用して通信します。」
⇒理解が深まりました。少々の時間差は許容することと致します。