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WSUSサーバの拠点をまたぐ運用について

質問
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3拠点のクライアント端末を管理するうえで、
以下のような運用を検討しておりますが、実現可能でしょうか。・Aを本拠地とし、A、B、C間はすべてWAN回線が引かれている
・A-B間、A-C間のネットワーク帯域はMAX100Mbpsの専用線
・WSUSサーバは2台構成とし、2台とも拠点Aに設置する
・WSUSサーバ1では、拠点Aにあるクライアントを管理
・WSUSサーバ1では、クライアントの適用状況管理と、パッチの配信
・A拠点のクライアントは、WSUSサーバ1からパッチをダウンロードする
・WSUSサーバ2では、拠点B,Cにあるクライアントを管理
・WSUSサーバ2では、クライアントの適用状況を管理
・B,C拠点のクライアントは、インターネット経由でMicrosoftからパッチを個別にダウンロード
・WSUSサーバ1で、WSUSサーバ2の管理状況も確認するサーバは仮想ホスト1台に、ゲストOSを2台作成し、WSUSサーバ1とWSUSサーバ2を
構築することを検討しています。
このような構成にしている理由は、
1、拠点間の回線が弱く、パッチのやり取りは業務に影響が出ると想定されること
2、パッチをWSUSサーバからダウンロードするか、Microsoftからダウンロードするかの設定は
WSUSサーバ単位での設定であること、
という2点からです。そもそも前提の条件が異なる、ほかの方法がある、
どなたかこのような構成で構築した経験がある方など、
お詳しい方アドバイスいただけると幸いです。以上、よろしくお願いいたします。
回答
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B,Cの拠点で想定されている様な、カタログの同期や更新プログラムの承認(配信)などの制御はWSUSで行うが、更新プログラムのファイルダウンロードについてはインターネットを通じてMicrosoft Updateからダウンロードしたいのであれば、確かにWSUSサーバー毎にオプションの「更新ファイルと更新言語」>「更新ファイルをローカルに保存せず、Microsoft Update からインストールします」を有効にすれば実現可能です。この設定は拠点間の通信は低速だがインターネットとの通信は高速といった場合に有効です。
ただ、私としても他の皆さんが書かれている様に、IISやQoS等でWSUSサーバー側からのOUT通信に帯域制限をかけた上で、BranchCacheや配信の最適化を利用すれば、NW負荷を軽減しつつ効率的に更新プログラムの配信が可能かと思いますので、サーバーはA拠点に設置してB,C拠点のPCも含めて集中管理される事をお奨めします。
WSUS 環境のネットワーク帯域制御について
https://blogs.technet.microsoft.com/jpwsus/2012/03/15/wsus-4/
【Management】ポリシーベースの QoS で遊んでみる
https://blogs.technet.microsoft.com/junichia/2009/01/08/management-qos/
BranchCache による 更新プログラムの展開 評価ガイド
- 回答の候補に設定 iwasa 2019年11月21日 6:22
- 回答としてマーク Haruka6002Microsoft contingent staff, Moderator 2020年3月23日 1:36
すべての返信
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BITSおよびWSUSサーバーのWsus仮想ディレクトリに対してIISの帯域制御する方法で、クライアント - WSUSサーバー間の帯域を絞ることに間違いありません。
>パッチをWSUSサーバからダウンロードするか、Microsoftからダウンロードするかの設定は
> WSUSサーバ単位での設定であること、
WSUS1, WSUS2が拠点Aに配置されている以上は、拠点A,B,Cに配布する更新プログラムに違いがあったとしても、WSUSそのものは、Microsoft Updateから更新プログラムをダウンロードするはずですが。。。
因みに、WSUSの管理対象台数は、MAX30,000クライアントなので、WSUSサーバーは1台でも事足りるかと。https://docs.microsoft.com/ja-jp/security-updates/windowsupdateservices/18128207
また、拠点間帯域100Mbpsで、WSUSサーバーへの集中アクセスを懸念するのであれば、BranchCacheを併用された方がいいかと思います。
「分散キャッシュモード」になりますが、これだけでも拠点間の帯域を使い切るといった心配はなくなるのではないでしょうか。
SundaySilence - Microsoft MVP | Enterprise Mobility (Jan.2011- Jul.2018)
- 回答の候補に設定 iwasa 2019年11月21日 6:22
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B,Cの拠点で想定されている様な、カタログの同期や更新プログラムの承認(配信)などの制御はWSUSで行うが、更新プログラムのファイルダウンロードについてはインターネットを通じてMicrosoft Updateからダウンロードしたいのであれば、確かにWSUSサーバー毎にオプションの「更新ファイルと更新言語」>「更新ファイルをローカルに保存せず、Microsoft Update からインストールします」を有効にすれば実現可能です。この設定は拠点間の通信は低速だがインターネットとの通信は高速といった場合に有効です。
ただ、私としても他の皆さんが書かれている様に、IISやQoS等でWSUSサーバー側からのOUT通信に帯域制限をかけた上で、BranchCacheや配信の最適化を利用すれば、NW負荷を軽減しつつ効率的に更新プログラムの配信が可能かと思いますので、サーバーはA拠点に設置してB,C拠点のPCも含めて集中管理される事をお奨めします。
WSUS 環境のネットワーク帯域制御について
https://blogs.technet.microsoft.com/jpwsus/2012/03/15/wsus-4/
【Management】ポリシーベースの QoS で遊んでみる
https://blogs.technet.microsoft.com/junichia/2009/01/08/management-qos/
BranchCache による 更新プログラムの展開 評価ガイド
- 回答の候補に設定 iwasa 2019年11月21日 6:22
- 回答としてマーク Haruka6002Microsoft contingent staff, Moderator 2020年3月23日 1:36