Windows Server 2016 DataCenter(デスクトップエクスペリエンス)に Exchange Server 2016 をインストールしようと調査・分析をしています。
しかし、つまずいてしまいました。
Exchange Server 2016のインストーラは、正常にインストールできるようにするために『インストールの前提条件の確認』という処理をしてくれますね。
その中のエラー表示が、「Windows Serverの機能である『グラフィック管理ツールとインフラストラクチャ』がインストールされていない」ことが原因によるものです。
しかし、Windows Server 2016のサーバーマネージャーから機能をインストール使用する画面には、『グラフィック管理ツールとインフラストラクチャ』の選択が無く、Exchange Server 2016のインストールが続行できません。
ちなみに Windows Update をかけて、最新の状態にしていますが、やはり改善しませんでした。
Windows Server 2012 R2 をインストールしたところ、『グラフィック管理ツールとインフラストラクチャ』の選択が存在し、この機能をインストール後、Exchange Server 2016をインストールすると正常にインストール完了しました。
更に言えば、Windows Server 2016 側で、コマンドレットを使ったインストールにおいても、改善できませんでした。
『Install-WindowsFeature Server-Gui-Mgmt-Infra -Source wim:F:\sources\install.wim:4』
「Server-Gui-Mgmt-Infraが見つかりませんでした。」というエラーです。
※上記コマンドの[4]は、OSのエディションのインデックス番号です。DataCenter(デスクトップエクスペリエンス)が4と示しているため、今回はこの数値を設定しています。
ネットで調べているうちに、この『グラフィック管理ツールとインフラストラクチャ』はServer CoreとGUIベースを切り替えに関係していることが分かりました。
Windows Server 2012 または Windows Server 2012 R2は、OSをインストールした後でも、Server CoreとGUI(デスクトップエクスペリエンス)の切り替えが容易にできるようです。
しかし、Windows Server 2016にはこの切り替えを排除した仕様にしているようです。