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MP(管理ポイント)、DP(配布ポイント)単位での管理対象台数に関しまして。

質問
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いつも参考にさせていただいております。
別途こちらでも似たようなことをお聞きいたしましたが、
恐れ入りますが改めてご確認させてください。
https://social.technet.microsoft.com/Forums/ja-JP/7f9a1c9b-bd1e-45ca-8ad9-af3742ba981a/31649297021250912452125311248812398124691250912540124882148825?forum=systemcenterja#c0eeb509-5a9c-417b-afc3-b03cc01a3c4d
以下の参考URLにて、MPでは25000台、DPでは4000台の制限が設けられております。
<参考URL>
https://docs.microsoft.com/ja-jp/mem/configmgr/core/plan-design/configs/size-and-scale-numbers#management-points
1.MP観点
スタンドアロンプライマリサイト(PS)構成の場合、
管理対象が25000台を超えるようであれば、MPが2箇所以上必要となります。
比較的台数の多い拠点にセカンダリサイトを配置することが基本路線かと思いますが、
スタンドアロンプライマリサイト配下で管理したいのであれば、
MP用のサイトシステムサーバーが必要となる認識です。
<構成例>
・PS(MP)*1台
・SQL*1台
・SUP(MP)*1台
この場合、境界グループ(プロパティ-参照タブ)で明示的に2台のどちらかを
設定するということでしょうか。
設定しない場合はランダムにMPが選択されるのでしょうか。
仕様をご教示いただけないでしょうか。
2.DP観点
イントラネット内であれば、4000台を目安にDPを追加することが容易に想定されますが、
社外管理対象端末が4000台以上の場合、DPだけを追加することは可能なのでしょうか。
その場合、IBCMの冗長構成のようなMP同居のDPとなるのでしょうか。
仕様をご教示いただけないでしょうか。
イントラネット用DPとインターネット用DPでは違いがあるように思え、
追加する場合はIBCMが複数というようなイメージでした。
IBCM管理ポイントの切り替え等、
余程の理由が無い限り、運用が複雑になるように思えます。
<構成例>
・IBCM(MP/SUP/DP)*1台
・IBCM(MP/DP)*1台
また、憶測になりますが、
最近ではクラウド管理ゲートウェイ(CMG)がIBCMの代替だと思われますので、
上記のような管理台数やその後の拡張が予想されるのであれば、
IBCMではなくCMGを候補とし、
CMGVMインスタンスを複数台検討ということになるのでは、と思っております。
調査する限り、情報は見当たりませんでしたのでお聞きした次第です。
何卒お力添えいただきたく存じます。
以上、よろしくお願いいたします。
回答
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MP
以下の様に管理ポイントを選択するロジックが有るので一概に言えませんが、同じ条件の管理ポイントが有った場合はランダムで選択される動作です。つまり、境界グループの参照タブにあるサイトシステムサーバーに、同じ条件の管理ポイントを複数設定した場合は、ランダムに選択されるでしょう。
また、境界グループの参照タブにあるサイトシステムサーバーに管理ポイントを設定しない場合は、MECMクライアントがプライマリサイトに最初に割り当てられた際に設定される「割り当て済み管理ポイント」を使用します。この割り当て済み管理ポイントについても、プライマリサイトに複数の管理ポイントがある場合はランダムに設定されます。
DP
インターネット端末の管理用に DP を増やしたい場合、追加するDPもIBCMとして構成しておく必要があるでしょう。(つまりIBCMが複数必要)
クラウド管理ゲートウェイ (CMG) についてはIBCMの代替と言う言い方が適切か分かりませんが、IBCM と同等の機能を Microsoft が Azure の PaaS として提供するものです。IBCM も CMG もそれぞれメリット・デメリットがあるので、環境や要件に合った方を選択されると良いかと思います。
ただ個人的には、IBCM が旧来のバージョンの SCCM から有り機能追加や改善等が無いのに対し、CMG はここ数年で実装されて機能追加や改善が進められている機能なので将来性があると思っています。また、将来的な管理台数の拡張に合わせたリソースの拡張や、管理運用面を考慮するなら IBCM より CMG を選択すべきかと考えます。
ちなみに、CMG は 1 インスタンスあたり6000台のクライアントをサポートしています。
参考情報
IBCM と CMG の違いについて、以下の27スライド目あたりで解説されています。
[SCCM 友の会] System Center Configuration Manager この秋おさえておきたい最新機能!
日本マイクロソフトがリリースしているCMG の評価ガイドです。CMG のより詳細で分かり易い説明と、評価環境の構築手順が記載されています。(CMGの方がこの資料の様に情報が多いので、構築難易度的にもCMGがお奨めです)
- 回答としてマーク aimar10 2020年11月30日 0:51
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MP
以下の様に管理ポイントを選択するロジックが有るので一概に言えませんが、同じ条件の管理ポイントが有った場合はランダムで選択される動作です。つまり、境界グループの参照タブにあるサイトシステムサーバーに、同じ条件の管理ポイントを複数設定した場合は、ランダムに選択されるでしょう。
また、境界グループの参照タブにあるサイトシステムサーバーに管理ポイントを設定しない場合は、MECMクライアントがプライマリサイトに最初に割り当てられた際に設定される「割り当て済み管理ポイント」を使用します。この割り当て済み管理ポイントについても、プライマリサイトに複数の管理ポイントがある場合はランダムに設定されます。
DP
インターネット端末の管理用に DP を増やしたい場合、追加するDPもIBCMとして構成しておく必要があるでしょう。(つまりIBCMが複数必要)
クラウド管理ゲートウェイ (CMG) についてはIBCMの代替と言う言い方が適切か分かりませんが、IBCM と同等の機能を Microsoft が Azure の PaaS として提供するものです。IBCM も CMG もそれぞれメリット・デメリットがあるので、環境や要件に合った方を選択されると良いかと思います。
ただ個人的には、IBCM が旧来のバージョンの SCCM から有り機能追加や改善等が無いのに対し、CMG はここ数年で実装されて機能追加や改善が進められている機能なので将来性があると思っています。また、将来的な管理台数の拡張に合わせたリソースの拡張や、管理運用面を考慮するなら IBCM より CMG を選択すべきかと考えます。
ちなみに、CMG は 1 インスタンスあたり6000台のクライアントをサポートしています。
参考情報
IBCM と CMG の違いについて、以下の27スライド目あたりで解説されています。
[SCCM 友の会] System Center Configuration Manager この秋おさえておきたい最新機能!
日本マイクロソフトがリリースしているCMG の評価ガイドです。CMG のより詳細で分かり易い説明と、評価環境の構築手順が記載されています。(CMGの方がこの資料の様に情報が多いので、構築難易度的にもCMGがお奨めです)
- 回答としてマーク aimar10 2020年11月30日 0:51