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Webベースオフラインアドレス帳のBITS設定について

質問
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cipherjake11と言います。
Webベースのオフラインアドレス帳について少し疑問があります。
Exchange2007のWebベースの記載ではBITSでOutlookとExchange(クライアントアクセス)間で通信するので無駄なトラフィックが軽減されるというお話ですが、これはクライアントおよびサーバー側でBITSが有効である必要があるのでしょうか?
それともメールボックスサーバー⇔クライアントアクセスサーバー間のBITSのことなのでしょうか?
[質問1]
Webベースのオフラインアドレス帳の配布機構の場合、BITSサービスをクライアントおよびサーバーで有効化する必要があるか?
[質問2]
BITSを設定しない場合、どのような不都合が存在するのか?
[質問3]
BITSの設定をした場合、自動的にオフラインアドレス帳がダウンロードされるのか?(通常であれば送受信ボタンをクリックしたときにダウンロードされる)
知っている方がいらっしゃいましたらご教示頂きたく。
以上、宜しくお願い致します。
回答
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cipherjake11 さん、こんにちは。フォーラムオペレーターの鈴木裕子です(^O^)/
BITSによるOABの配布についてのご質問だったのですが、私もあまり詳しくはないので、調べてみました。
Exchange 2007 オフライン アドレス帳について
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/bb232155.aspxまず、BITSによる配布が、メールボックスサーバーとクライアントアクセスサーバー間のことを指しているのかという点は、上記技術資料の「Web ベースの配布」の項に、「Web ベースの配布では、OAB の生成後、クライアント アクセス サーバーによってこのファイルがレプリケートされます。Web ベースの配布には HTTPS および BITS が使用されます」とありまして、その下に記載してある”シナリオ”に「Outlook は BITS を使用して、自動検出サービスによって提供された URL に接続します」と記述があるので(メールボックスとクライアントアクセスサーバー間のコピーのシナリオにはBITSの記述がない)、クライアントアクセスサーバーとクライアント間で、BITSの技術が使用されているのかなと思います。
質問1、2については、”サービス”コンソールで、BITSサービスの説明を確認してみたのですが、「アイドル状態のネットワーク帯域幅を使ってバックグラウンドでファイルを転送します。サービスを使用不可にすると、WindowsUpdateやMSNExplorerなど、BITSに依存しているアプリケーションはプログラムや情報を自動的にダウンロードできなくなります」とありましたので、OABの配布に関していえば、クライアントアクセスサーバーとクライアントでBITSを有効にする必要があるのかなと(有効にしていないとダウンロードできないと思いますので)。
ただBITSはWindowsUpdateなどにも影響があるようなので、OABの配布に関係しないメールボックスサーバーなども有効にしておいたほうがよさそうですね。質問3については、↓こちらの技術情報を読む限りBITSに関する言及は全くないので、BITSを有効にすることでダウンロードの動作が変化するということはないのではないかなと思いました。
Outlook 2007 オフライン アドレス帳の展開を計画する http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc179201.aspx
Outlook 2007 で Exchange キャッシュ モードの展開を計画する http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc179067.aspx実際に動作を検証したわけではないので、外していたらごめんなさい!
BITSの動作について検証した情報がないか探してみたのですが、残念ながらなかったので、もし正確な情報が必要であれば、サポート窓口に問い合わせていただいた方が良いのかなと思います。
ご参考となれば幸いです!
マイクロソフト株式会社 フォーラムオペレータ 鈴木裕子- 回答としてマーク 大久保直美Microsoft employee 2009年4月2日 10:03
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cipherjake11 さん、こんにちは。フォーラムオペレーターの鈴木裕子です(^O^)/
BITSによるOABの配布についてのご質問だったのですが、私もあまり詳しくはないので、調べてみました。
Exchange 2007 オフライン アドレス帳について
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/bb232155.aspxまず、BITSによる配布が、メールボックスサーバーとクライアントアクセスサーバー間のことを指しているのかという点は、上記技術資料の「Web ベースの配布」の項に、「Web ベースの配布では、OAB の生成後、クライアント アクセス サーバーによってこのファイルがレプリケートされます。Web ベースの配布には HTTPS および BITS が使用されます」とありまして、その下に記載してある”シナリオ”に「Outlook は BITS を使用して、自動検出サービスによって提供された URL に接続します」と記述があるので(メールボックスとクライアントアクセスサーバー間のコピーのシナリオにはBITSの記述がない)、クライアントアクセスサーバーとクライアント間で、BITSの技術が使用されているのかなと思います。
質問1、2については、”サービス”コンソールで、BITSサービスの説明を確認してみたのですが、「アイドル状態のネットワーク帯域幅を使ってバックグラウンドでファイルを転送します。サービスを使用不可にすると、WindowsUpdateやMSNExplorerなど、BITSに依存しているアプリケーションはプログラムや情報を自動的にダウンロードできなくなります」とありましたので、OABの配布に関していえば、クライアントアクセスサーバーとクライアントでBITSを有効にする必要があるのかなと(有効にしていないとダウンロードできないと思いますので)。
ただBITSはWindowsUpdateなどにも影響があるようなので、OABの配布に関係しないメールボックスサーバーなども有効にしておいたほうがよさそうですね。質問3については、↓こちらの技術情報を読む限りBITSに関する言及は全くないので、BITSを有効にすることでダウンロードの動作が変化するということはないのではないかなと思いました。
Outlook 2007 オフライン アドレス帳の展開を計画する http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc179201.aspx
Outlook 2007 で Exchange キャッシュ モードの展開を計画する http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc179067.aspx実際に動作を検証したわけではないので、外していたらごめんなさい!
BITSの動作について検証した情報がないか探してみたのですが、残念ながらなかったので、もし正確な情報が必要であれば、サポート窓口に問い合わせていただいた方が良いのかなと思います。
ご参考となれば幸いです!
マイクロソフト株式会社 フォーラムオペレータ 鈴木裕子- 回答としてマーク 大久保直美Microsoft employee 2009年4月2日 10:03