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2018年3月以降の月例更新プログラムの適用後、Windows 7 の 32 ビット (x86) 端末で再起動を繰り返す RRS feed

  • 質問

  • 下記リンクの件について教えてください。

    https://blogs.technet.microsoft.com/askcorejp/2018/05/24/windows7_restart_loop_after_installing_update/

    該当のドライバを配布しているgemalto社から次のような案内がありました。

    http://support.safenet-inc.jp/srm/announce/KB/KB0017499_JP_K2.pdf

    現在問題となるWindowsの更新プログラムとしては4つ確認されています。

    KB4088875 自動更新の対象
    KB4088881 オプション
    KB4093113 オプション
    KB4088878 ???

    ところが、複数台のWin7 32bit端末にてWindowsアップデートを行っているのですが、オプション含めてやっても上記更新プログラムが適用されない状況です。原因としては何が考えられますでしょうか?

    【背景】

    当社ではHASPドライバを使ったサービスを展開しているため、本事象における影響範囲を確認したい次第です。

    →Windows7 32bit端末で自動更新にしていると必ず本事象の条件に該当するようであれば、それなりの対策を取らねばなりません。

    2018年6月13日 7:32

回答

  • 例にあがっている更新プログラムは2018年3月~4月にリリースされたロールアップ更新プログラムやセキュリティのみの更新プログラムです。

    これらの更新プログラムに含まれる修正内容は、これらの更新プログラムより後にリリースされたロールアップ更新プログラム (例えば5月のロールアップ更新プログラム等に含まれますので、より新しいロールアップ更新プログラムがリリースされていると、そちらが優先され、例にあがっている更新プログラムは検出されません。

     

    また、自動更新している環境が今回の事象に該当するかと言う点については、ロールアップ更新プログラムは過去の修正内容 (正確には2016年10月以降の修正内容を全て含みますので、Microsoft 側が本事象についての対処を行わない限り、最新のロールアップ更新プログラムを自動的にインストールする自動更新の環境は今回の事象に該当するでしょう。

     

    また、セキュリティのみの更新プログラムでも、今回の事象の発生原因となるモジュールの修正が含まれている様なら事象が発生する可能性が有ります。

    ただし、セキュリティのみの更新プログラムは、インターネットの Microsoft Update に接続している環境では検出・インストールする事はできません。(スタンドアロンインストーラーを使うか、WSUS  SCCM から配信する必要があります)

     

    長くなりましたが、Microsoft のブログにも上記の通り6月以降の更新プログラムを適用した環境で事象が発生する可能性が有る旨が書かれています。

     

     

    なお、ロールアップ更新プログラムやセキュリティのみの更新プログラムの考え方については、以下を参考にして下さい。

     

    Windows 7 および Windows 8.1 のサービス モデルをさらにシンプルに

    https://blogs.technet.microsoft.com/jpsecurity/2016/08/16/further-simplifying-servicing-model-for-windows-7-and-windows-8-1/

     

    Windows 7 および Windows 8.1 のサービス モデル変更についての追加情報

    https://blogs.technet.microsoft.com/jpsecurity/2016/10/11/more-on-windows-7-and-windows-8-1-servicing-changes/


    • 編集済み LapivyMVP 2018年6月13日 12:06 文言の修正
    • 回答としてマーク ADボーイ 2018年6月14日 0:09
    2018年6月13日 12:01

すべての返信

  • 例にあがっている更新プログラムは2018年3月~4月にリリースされたロールアップ更新プログラムやセキュリティのみの更新プログラムです。

    これらの更新プログラムに含まれる修正内容は、これらの更新プログラムより後にリリースされたロールアップ更新プログラム (例えば5月のロールアップ更新プログラム等に含まれますので、より新しいロールアップ更新プログラムがリリースされていると、そちらが優先され、例にあがっている更新プログラムは検出されません。

     

    また、自動更新している環境が今回の事象に該当するかと言う点については、ロールアップ更新プログラムは過去の修正内容 (正確には2016年10月以降の修正内容を全て含みますので、Microsoft 側が本事象についての対処を行わない限り、最新のロールアップ更新プログラムを自動的にインストールする自動更新の環境は今回の事象に該当するでしょう。

     

    また、セキュリティのみの更新プログラムでも、今回の事象の発生原因となるモジュールの修正が含まれている様なら事象が発生する可能性が有ります。

    ただし、セキュリティのみの更新プログラムは、インターネットの Microsoft Update に接続している環境では検出・インストールする事はできません。(スタンドアロンインストーラーを使うか、WSUS  SCCM から配信する必要があります)

     

    長くなりましたが、Microsoft のブログにも上記の通り6月以降の更新プログラムを適用した環境で事象が発生する可能性が有る旨が書かれています。

     

     

    なお、ロールアップ更新プログラムやセキュリティのみの更新プログラムの考え方については、以下を参考にして下さい。

     

    Windows 7 および Windows 8.1 のサービス モデルをさらにシンプルに

    https://blogs.technet.microsoft.com/jpsecurity/2016/08/16/further-simplifying-servicing-model-for-windows-7-and-windows-8-1/

     

    Windows 7 および Windows 8.1 のサービス モデル変更についての追加情報

    https://blogs.technet.microsoft.com/jpsecurity/2016/10/11/more-on-windows-7-and-windows-8-1-servicing-changes/


    • 編集済み LapivyMVP 2018年6月13日 12:06 文言の修正
    • 回答としてマーク ADボーイ 2018年6月14日 0:09
    2018年6月13日 12:01
  • Lapivy様

    こちらが何を疑問に思っているかを全て汲み取っていただいた上での非常に明快な回答ありがとうございます。

    全ての疑問が氷解しました。

    ありがとうございました!

    2018年6月14日 0:11