MDT2010を使用し、Office2010をクライアントPCに自動展開しようと考えています。
単純にDeploymentWorkbenchの『Applications』にOfficeのDVDを丸ごとインポートし、『Office Products』というタブの中で
、各種設定を行い、クライアント展開します。
ただし、Officeはスタンダード、プロフェッショナルのエディションと、それぞれライセンス認証をKMS、MAK方式で行う4通り
の組み合わせで各クライアントごとにインストールするものを分ける必要があります。
そこで、『Applications』にOfficeのDVDから4つインポートを行い、『Office Products』の中で、それぞれのエディションや
認証方式を設定することで、4通りのOfficeをインストールできるようにしています。。
実際にクライアントに展開する際は、端末ごとのMACアドレス
を指定してインストールアプリを変更するような運用を行いたいと考えております。
実際の設定例が以下です。
Officeのスタンダードをインストールし、ライセンス認証はKMSで行う端末が最も
多いので、「Default」とし、ホスト名のみ処理中に尋ねてくるように設定。
Officeのプロフェッショナルをインストールするものや、MAK認証するものは、少数のため、
別途「MACアドレス」を指定し、ホスト名も自動入力するよう設定。
<CustomSettings.ini設定例>
[Settings]
Priority=MACAddress,Default ←「MACアドレス」が「Default」に優先するよう設定
Properties=MyCustomProperty
[Default]
←社内でOfficeスタンダードを使用するPC(KMS認証)
OSInstall=Y ※社内PCで最も数の多い設定なので、MACアドレスで
SkipAppsOnUpgrade=YES 指定はせず、「Default」としている
SkipCapture=YES
SkipAdminPassword=YES
SkipProductKey=YES
SkipApplications=YES
Applications1={d2c46455-840b-450c-8eda-242749bf52d3} ←Appli1,2,4はOfficeではない別製品
Applications2={e83523c3-d661-464b-87c4-a5e34d309503}
Applications3={e55eea7f-1fff-46a5-9ec9-d3ba0ffa3181} ←OfficeのスタンダードをKMS認証でインストール
Applications4={e186c018-6acf-42a5-9fe5-03f651a49fad}
SkipTaskSequence=YES
TaskSequenceID=○○_KMS
SkipDeploymentType=YES
SkipComputerName=NO
SkipDomainMembership=NO
JoinDomain=○○.co.jp
SkipLocaleSelection=YES
KeyboardLocale=ja-JP
SkipFinalSummary=NO
UserLocale=ja-JP
UILanguage=ja-JP
SkipTimeZone=YES
TimeZone=235
TimeZoneName=Tokyo Standard Time
SkipUserData=YES
UserDatalocation=NONE
SkipSummary=YES
[e4:11:5b:26:6f:90] ←社外でOfficeProを使用するPC(社外なのでMAK認証)
SkipComputerName=YES
ComputerName=host1
SkipApplications=YES
Applications1={d2c46455-840b-450c-8eda-242749bf52d3}
Applications2={e83523c3-d661-464b-87c4-a5e34d309503}
Applications3={d8184992-601a-4c7d-8ac0-fb25b913d109} ←OfficeのProをMAK認証でインストール
Applications4={e186c018-6acf-42a5-9fe5-03f651a49fad}
SkipTaskSequence=YES
TaskSequenceID=○○_MAK
[6c:62:6d:21:6b:b5] ←社内でOfficeProを使用するPC(KMS認証)
SkipComputerName=YES
ComputerName=host2
SkipApplications=YES
Applications1={d2c46455-840b-450c-8eda-242749bf52d3}
Applications2={e83523c3-d661-464b-87c4-a5e34d309503}
Applications3={46e69ce8-b512-48a9-8e22-0b6b0b9d5e01} ←OfficeのProをKMS認証でインストール
Applications4={e186c018-6acf-42a5-9fe5-03f651a49fad}
SkipTaskSequence=YES
TaskSequenceID=○○_MAK ←OSをKMS認証でインストール
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ここで、本設定について以下、ご教示いただけますでしょうか。
①アプリケーションのインストールについて
この設定だと、ホスト1、ホスト2共に、自身の”MACアドレス”の欄で指定されている
Office製品をインストールした後、何故か”デフォルト”の欄で指定されているOffice
製品を再度インストールする動作をします。
Applications番号が同じであれば、優先される”MACアドレス”の欄のアプリのみインストール
されるという認識は間違いでしょうか。
②CustomSettings.iniの設定について
上記設定について、書き方等で間違えている点はありませんでしょうか。
基本的には、ドメイン認証とホスト名入力以外は全自動にしたいと考えています。
※現状、上記①を除き上手く動作しています。こうすればもっとシンプルになる等
ありましたらご教示願います。
③Officeインストール時のエラーについて
Officeインストールの処理時に以下のダイアログが出て、処理がストップしてしまうこと
があります。(下記、2つのいずれかのエラーが出ることが多々あります)
「A required ○○\OSETUP.DLL cannot be loaded. This may indicate that the file is missing or damaged.」
「○○\OSETUP.DLL\ digital signature does not validate or is not present」
1度発生し始めると解消されず、MDTに対してOfficeのDVDをインポートしなおす作業を
することで復旧させています。
こちらについては、OfficeとMDTの組み合わせや、CustomSettings.iniの記述等が影響
して発生しているのでしょうか。
エラーが発生しないようにする方法をご存知であれば、ご教示願います。
多岐に渡り、また細かい内容で申し訳ありませんが、ご対応よろしくお願いいたします。