初めて、投稿させて頂きます。
既出のVSSを利用した、Windows Server Backupにおける、”Volsnap 25”の全履歴消失の問題に関して、お尋ねさせて下さい。
環境:
Windows Server 2012 R2
保護HDD: 1TB (RAID1) = ディスクC,D
バックアップ専用ディスク: 1TB 1本 = 専用バックアップディスクX(ディスクラベルはありません)
バックアップは、夜間帯に毎日
割とオーソドックスな構成だとは思うのですが、いくつかポイントに分けてお尋ねしたいと思っています。
VSSと、Windows Server Backup(以下、WSB)の理解が乏しい部分も多々あるのですが、お知恵をお借り出来れば幸いです。
Volsnap25が起こる原因等は、何となく分かるのですが、幾つかの点でしっかりと確認したい点があり、運用で100%に近く Volsnapがお消えない環境を作って行きたいと思っています。
Q1. そもそも、DiffAreaのファイルはどこに作られるのでしょうか?
専用バックアップ専用ディスクである、ディスクXにラベルを付けて確認し、以下のフォルダにあるという仮説は立てています。
<<専用バックアップディスク>>¥System Volume¥Information 内
Q2. また、DiffArea とは、上記の質問と合わせて、どのファイルが実体なのでしょうか?
Q1のパス内に、{xxx-xxx-...-xxx-xxx} のようなファイルが複数あり、以下を確認しています。
・世代数とファイル数が合致する
・フルバックアップ時のタイムスタンプのファイルは、サイズが大きい。
・増分バックアップ時のタイムスタンプのファイルは、サイズが小さい。
・初回のバックアップ時のファイル名は、なぜか...短い
これらの状況から、”最新の日付のファイルが、DiffAreaファイルの実体” と仮説を立ててます。
古くなる度に、○世代前のもの... という想像をしています。
それとも、これらのファイルすべてを DiffArea。つまり、このフォルダ自体を DiffArea と考えるのでしょうか?
個人的な認識では、前者の ”最新のファイルがDiffArea。それ以前のファイルは、”過去のDiffFile” だと思ってますが...
Q3. DiffArea が作成され、書き込まれるタイミング
Q2の仮説の上で、私どもの環境での動作(=WSBを通じたVSS)をザックリと想像すると...
・保護対象ボリュームと、最新のバックアップから差異があるファイルをピックアップ
・前回のバックアップからの差分を抽出しながら、DiffAreaに以前のブロック内容を書く
・最新の内容を、*.vhdに書いていく
・その中で、DiffAreaが不足して来たら、連続した領域を確保しつつ、サイズを拡張
・Disk I/Oが高いと、この”拡張のタイミングで、Volsnap25”が発生
というイメージは、様々記事などを読ませて頂きました。
効果的な対策として、
・そもそも ”DiffArea拡張が起きないようにする” → 50GBまで、DiffAreaを拡張する
・”Disk I/Oを下げる” → 重複フルGCを止める、保護ディスク上にシャドウコピー領域を作らない
この辺りが効果を発揮すると思っています。
ただし、100%の予防ができないのが、VSSを利用しているWSBの仕様かとも思ってます。
そこで、更にもういくつか 効果があるのかな?と、感じているのが...
・この構成であれば、”DiffAreaを、専用バックアップボリュームに作らない” → 移動出来るのか?
・DiffAreaの作成や更新を、WSB実行時でに一気に実施はなく リアルタイムで作る形で I/Oを分散 → そんなことがWSBでできるのか?
こういったことは、効果はあるんでしょうか?(理解不足の固まりですが...)
WSBを使う以上は、このいずれも出来ない(VSSでもそもそも出来ない)ような気はしています。
SNMPほかで、専用バックアップディスクのDisk I/Oを見てみようと思いましたが、そもそも見る事もできず。
連続領域を確保するために、デフラグのような動きもあり、Disk I/Oが差分量によってはかなり上がると見ていて、拡張を起こさない事が何より先決であるイメージです。
Q4. DiffAreaの領域確保と開放
イメージとして、
・”DiffArea”は 連続領域が必要なため、連続領域が確保出来なければ、履歴を古いものから消す
・消しても、更に消しても... ”利用可能な連続領域” が見つからない事があり、Volsnap33→Volsnap25は起き得る
つまり、実ファイルは1MBくらいだとしても、それ以上に確保された状態のまま、”次のDiffAreaファイル”の作成時に、使える連続領域が見つからない...というケースはあるのでしょうか?
今の私どもの環境で、このケースは無いようには思うのですが。
長々とした、お尋ねになってしまっていますが、各項目単位でも ご存知の方がいらっしゃれば、ご教授頂ければと思います。
自分自身で確認・検証が出来たものについては、追記して行きたいと考えてます。
何卒よろしくお願い致します。