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Vistaライセンスの移行制限-パワーユーザにとっては深刻(その4) RRS feed

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  • 真実を見よ、ねじまげるな、Vistaの新しいライセンスを
    Get facts, not spin, about Vista’s new license
    http://blogs.zdnet.com/Bott/?p=158
    Ed Bott
    Monday, 16 October 2006

    Paul Thurrott殿
    "Windows Vista Licensing Changes: Everything you'r read is wrong"なる記事をお書きになるなら、この記事を読めば何が本当に真実かお判りになると思う。先週11日の私の記事(Vistaライセンスにその移行制限が密かに埋め込まれている事を非難したもの)を読んだ後、PaulがコンタクトしたMicrosoftのプロダクトマネジャーはこう言ったという。Vistaのライセンスには何の変更もない、ただXPにも適用されていた制限を明確にしただけだと。

    この件をじっくり考えてみたが、PaulはMicrosoftに言いくるめられているという結論に達した。Paulとは違い、私は事実を引き出すためのリンクを提示し、読者各位がご自身で読んで判断できるようにしたい。

    先週の私の記事に対しPaulは以下のように記事を始めている。
    「面白い神話がある。ユーザにはXPおよびそれ以前のWindowsのライセンスを、他のPCに、何台でも、何回でも、いかなる理由であれ、好きなだけ移行できる権利があると。この神話は、XP EULAの曖昧な記述から生まれた。そこではこう記述されている。”ユーザはXPを異なるWorkstationに移行できる。移行後は元のWorkstationからXPを除去しないといけない”」

    これが曖昧だって? Paulが引用しているEULAの引用のどこの部分が曖昧なのか、誰か指摘してくれ。リテール版Windowsのコピーは、前のコンピュータから削除されている限り、異なるコンピュータに移行できる。これ以上でも以下でもない。Paulは続けて言う。

    「博学者は、これを誤解して次のように主張する。このEULAは、暗黙ながら、ユーザに、PCからPCへ何回でもXPのライセンスを移行させる権利を認めていると。オフィスでも職場でもソフトウェアをコンピュータ間で移行できる回数に制限はないと断定している。しかしこの考えは誤りだ」

    私の名前を記事で使ってはいけないらしい。その名を呼べば何か恐ろしいことでも起ると思っているのか?よろしい、オンライン博学者でもよろしい。Paulはまた私の記事へのリンクを明示していないから読者に双方の記事を読んで自分で判断してもらうのも嫌っているようだ。でも引用は私の記事からそのまま取られているからPaulは私を相手にしているのだと考えよう。

    「XPのEULAにライセンス移行が明示的に記載されていないという理由から、無限の移行が許されているとも読める。しかし無限の移行を許可したつもりはないのである。マイクロソフトのジェネラルマネジャーShanen Boettcher氏は、”あの規定は特別の事情を想定したものだ。例えばある人がハードの故障に遭遇し、しかもなお新しいPCでWindowsライセンスを使い続けたいと考えた場合だ” 問題なのはこれを何回でも好きなだけライセンス移行できると解釈してしまった人がいたことだ。Boettcher氏は”Windowsライセンスは1コピーあたり、1デバイス。これは昔から変わらない”と言う」

    これは歴史に残るとてつもない改定である。私は何年にも渡ってMicrosoftのライセンスを調査しその解説記事を書いてきた。この会社がこれまで公開したライセンス関連文書には全部目を通してきたが、上のような主張はいまだかつて聞いたこともない。

    Paulはこう結んでいる。
    「VistaのEULAはここを明確にした。ユーザがVistaのライセンスを他のデバイスに移行できるのは1回のみとはっきり書いてある。これはXPには存在しなかった大きな制限だという人がいる。多くの人たちも誤ってそう理解している」

    私は何か誤解しているのだろうか? 正確であろうと心がけたがもちろん私も誤ることがある。それでもう一度、私の記事とMicrosoftの公表内容を熟読し、どこかにこの奇妙な主張を裏付けるところがないか調べてみた。しかし、Microsoftの七面倒な文書を5年もさかのぼって読んだがどこにもその主張を裏付けるのはなかった。

    リテール版Windowsは、OEM版、アップグレード版よりはるかに高い。この見返りとしてそのインストール権限が広くなっている。これは自由にOSをインストールしたがるPCゲーマやパワーユーザにとって重要なポイントだ。何百ページのドキュメントを読もうが、XPのリテール版の再インストールに制限があるとはどこにも書かれていない、それをほのめかす記述すらない。もちろん、以前のソフトを削除さえすればの話しだが。Paulが先週この記事を書くまで、Microsoftの誰もがこれに異議を唱える人はいなかった。一度たりともなかったのだ。

    ここ数年、何億人もの人たちがWindowsをインストールし使ってきた。Paulとは違って、誰もMicrosoftのマネジャーに電話をかけて、ライセンスの文言が不明確でよく分からないなんて相談しなかった。かわりにEULAの文書を読めば十分で、それは普通の人にとっても極めて明快だった。必要ならMicrosoftのウエブサイトにアクセスし、そこに自分の解釈が正しかった事を伝える記述をみつけてきたのだ。

    以下にMicrosoftのサイトでライセンスに関して解説しているサンプルをお見せしよう。

    Software Buying FAQ from Microsoft Small Businessより
    Q:ソフトウェアを別PCに移すことはできますか?
    A:新しいPCにプリインストールされて出荷されたWindowsは移せません。リテール版、あるいはVolume License programで購入した場合は以前のPCからアンインストールすれば別のPCへ移せます。

    Education Operating System Licensing Q&Aより
    Q:OEM版とフルパッケージの違いは何ですか?
    A:OEM版はハードウェアにプリインストールされて購入されるものです。まさしくハードに包まれており、リテール版のように箱に入った形では出荷されません。フルパッケージ版はCD、マニュアル、EULAが一箱につめられ、小売店で売られます。OEM版とフルパッケージ版のEULAにはすこし違いが有ります。ひとつの大きな違いはOEM版は元のPCから別のPCへ移行ができないが、フルパッケージ版はできるという点です。その場合、EULA、マニュアル、メディア(バックアップも含む)も一緒に移行しないといけません。

    Knowledge Base 302878 Frequent asked questions about Microsoft Product Activationから
    Q:ライセンスを別のコンピュータに移せますか?
    A:これはライセンス契約書によります。契約で移行が許可されている場合、ユーザは最初にインストールしてあったコンピュータから製品を取り除く必要があります。場合によっては、MicrosoftのActivation Centerに電話をして新しいコンピュータ上でactivationする必要があります。

    このようなルールは全世界のどこの地域でも同じらしい。
    シンガポールのユーザが参照するQ&Aでは、どうか。
    Stay Leagal Q&A
    Q:ソフトウェアを別のPCへ移行できますか?
    A:PCにプリインストールされているOEMソフトウェアは移行できません。小売店、あるいはVolume License Programで購入したソフトウェアは、以前のPCからアンインストールさえすれば別のPCへ移行できます。

    そして英国のライセンスFAQサイトでも同じ事を繰り返しています。
    Q:オペレーティングシステムを今のPCから新しいPCに移行できますか?
    A:インストールされているWindowsのタイプによります。フルパッケージ(リテール版)であるなら、元のPCからアンインストールさえすれば一般的に新しいPCに移行できます。しかし、OEM版ではインストールされていたPCと一体とみなされているため、新しいPCに移行できません。これはそのPCが使えなくなった場合でも同様です。
    (つづく)

    2006年11月2日 7:36

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  • 真実を見よ、ねじまげるな、Vistaの新しいライセンスを
    Get facts, not spin, about Vista’s new license
    http://blogs.zdnet.com/Bott/?p=158
    Ed Bott
    Monday, 16 October 2006

    (つづき)
    以上見たように、どのドキュメントにもWindowsXPのリテール版の移行回数の制限は書かれてない。ほのめかしてさえいない。また、再インストールをハードの障害に限定するような意向も書かれていない。全く逆だ。Paulでも誰でもかまわないが、修正主義者が主張するような文言がMicrosoftから公表された2006年以前の文書のどこに有るのか教えてもらいたい。

    あなたはどちらを信じるか?過去5年に及び公開された文書を信ずるか、あるいは、一プロダクトマネージャの素っ気無いコメントと確認するために必要なリンクもつけず、ただ「俺を信じろ」としか書いてない記事を信用するか、いずれであろうか?

    もし後者を信じるなら、ひとつお願いがある。新しいライセンスの条文のどこが、曖昧で明確化が必要だから書き換えられたと考えるか教えて欲しい。2011年まで待ってPaulが別のMicrosoftプロダクトマネージャと会い、彼から私の過去5年の文書の読み方が全部誤っていたと教えもらうのも良いが、今それを教えくれるならそちらの方がはるかに都合よい。

    2006年11月16日 2:01