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Robocopyを使用したファイルサーバーの移行

質問
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Robocopyを使用して、ファイルサーバーの移行を行っておりますが、アクセス権のトラブルで困っております。
■システム構成
移行元サーバー:Windows server 2003 SP2(ドメインコントローラ)
移行先サーバー:Windows server 2008 R2(ドメインコントローラ)
※同一ドメインでの構成です
■robocopyコマンド
robocopy [移行元フォルダ] [移行先フォルダ] *.* /Z /COPYALL /MIR /R:20 /W:20 /ETA /LOG:[ログファイルのパス] /TEE
移行先サーバーより、上記のコマンドを1日1回タスクに登録し、同期するように構成しました。
ログでは、エラーは発生しておらず、正常に同期しているように見えています。
ドメイン\administratorユーザーが実行しています
■症状
ユーザーが移行先フォルダにアクセスする方法によって、以下の症状が発生しています
ユーザーは、全てのフォルダへのアクセス権を持っています
ネットワーク経由:アクセス可能
サーバーへローカルログインしてアクセス:アクセス不可
アクセス不可のメッセージ:
「このフォルダーにアクセスする許可がありません。 [続行]をクリックすると、このフォルダーへの永続的なアクセスを取得します」
[続行]をクリックした場合:
アクセスできるようになるが、NTFSアクセス許可にそのユーザーが追加され、[フルコントロール]アクセス権が設定されます
症状の発生するフォルダは、全体の8割ほど。
フォルダを全て削除してからrobocopyをやり直すと、症状の発生するフォルダが変わります。
エクスプローラで手動コピーした場合、この症状は発生しません。
アクセス権を所持しているのにもかかわらず、[続行]クリックする必要があり、困っております。
もし、情報をお持ちの方いらっしゃいましたら、ご教授いただけますでしょうか?
- 移動 Robin_Ren 2012年10月3日 22:41 merge forum (移動元:Windows Server 2008 R2 全般)
回答
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何か理由があって robocoy を使われているのでしょうか? そうでないのでしたら、FSMT を使われてはいかがでしょう?
<Windows Server 使い倒し塾 - ファイル サーバー引っ越しツール、FSMT>
http://blogs.technet.com/b/windowsserverjp/archive/2009/03/20/3215592.aspxBlog では、1.1 の紹介になっていますが、1.2 が出ています
<Microsoft File Server Migration Toolkit 1.2>
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=d00e3eae-930a-42b0-b595-66f462f5d87b
MVP for Virtual Machine : Networking- 回答としてマーク 三沢健二Moderator 2010年11月25日 5:10
すべての返信
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何か理由があって robocoy を使われているのでしょうか? そうでないのでしたら、FSMT を使われてはいかがでしょう?
<Windows Server 使い倒し塾 - ファイル サーバー引っ越しツール、FSMT>
http://blogs.technet.com/b/windowsserverjp/archive/2009/03/20/3215592.aspxBlog では、1.1 の紹介になっていますが、1.2 が出ています
<Microsoft File Server Migration Toolkit 1.2>
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=d00e3eae-930a-42b0-b595-66f462f5d87b
MVP for Virtual Machine : Networking- 回答としてマーク 三沢健二Moderator 2010年11月25日 5:10
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ご返信ありがとうございます。
ご提案の通り、FSMTでの移行を検討したいと思います。
実は、「FSMTでは同期処理は行われない」と思っていたため、選択から外していました。
今回改めてFSMTの検証を行ったところ、移行途中で削除されたデータも、移行先で削除されておりましたため、同期していると判断しました。
また、FSMTのプロジェクトを最終処理手前で止めておけば、何度もコピーができるようなので、手動にはなりますが、移行タイミングのコントロールも行えそうです。
もう少し検証が必要と考えていますので、後日結果をお知らせいたします。
以下参考までに
移行元サーバーでは、既にDFS*を使用してファイル共有を行っていることと、サービス停止時間を最小限に抑えることを念頭に、以下の方法を検討していました。
1.既存DFSを使用して同期
同期に時間がかかる
アイテム単位でログが残らないため、移行最終段階に整合性の確認が必要となる
2.FSMTを使用する
FSMTのDFS機能を使用したいところですが、使用要件に「DFS ルート サーバーは、ドメイン コントローラであってはなりません」との記載があり、断念しました。
DFS使用しない場合は、同期処理は行われないと勘違いしておりました
3.robocopyを使用する
豊富なオプションと、詳細なエラーログが残るため、整合性を確保しやすい
フルコピーは2週間程度
一度フルコピーを行った後の差分同期は3時間程度(実測値)
*共有データは4TB程度
*2003Server(R2ではない)から、2008R2へDFSを移行する際は、既存DFS名前空間を削除する必要があるため、サービス停止が必要。
そのため、同期完了タイミングのコントロールが必要
Robocopyはバッチを使用して、コントロールしやすいところが、選定の決め手となっていました。
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こんにちは、フォーラムオペレーターの三沢健二です。
Murashima Syuichi さん、いつもアドバイスありがとうございます。
(アクセス権については UAC の影響かもしれません)Murashima Syuichi さんのアドバイスが参考になられたとの事でしたので、勝手ながら [回答としてマーク] を付けさせていただきました。
よろしければ、その後のご状況などを投稿いただければと思います。
それでは、今後とも TechNet Forum をよろしくお願いします!______________________________________
マイクロソフト株式会社 フォーラム オペレーター 三沢健二