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Windows 10 (バージョン 1511) で Sysprep が失敗する RRS feed

  • 全般的な情報交換

  • こんにちは。Windows Commercial Support Deployment チームです。

    今回は Windows 10 バージョン 1511 における Sysprep 実行の注意事項について、ご紹介いたします。

    ※ Windows 10 バージョン 1607 以降は対象外となります。

     

    1. 事象

    Windows 10 バージョン 1511 から、Microsoft コンシューマー エクスペリエンスという機能が追加されました。

    この機能は、ユーザーに Windows ストア経由 (インターネット接続が必要) にて、おすすめのアプリがいくつか自動でインストールされる機能です。

    これらアプリが自動インストールされた状態で Sysprep を実行した場合、Sysprep の処理が失敗いたします。

    これは Windows 10 の環境において、プロビジョニングされていないアプリがユーザーにインストールされている場合、Sysprep の実施が失敗するという制限事項に起因しています。

    プロビジョニングについてご存じでない方のためにまず簡単に、その仕組みを以下ご説明いたします。

    ストア アプリは大きく分けて 2 種類存在します。

     

    1. 端末ごとにインストールされているアプリ (プロビジョニングされているストア アプリ)

      端末ごとにプロビジョンニングされているストア アプリを意味しています。

      端末ごとにアプリのパッケージがインストールされているため、新規ユーザーが初回ログオンする際には、このプロビジョニング パッケージをもとにユーザーごとのパッケージが生成され、ユーザーに対象のストア アプリがインストールされます。

      Windows 10 環境において、既定ではいくつかプロビジョニングされているストア アプリ (例えば、カレンダー、マネー、フォトなど) がございます。

      これらアプリは、OS インストール後にユーザーが初回ログオンすると、これらのアプリが自動的にユーザーにもインストールされ、ユーザーのスタート画面に表示されます。
     

    2. ユーザーごとにインストールされるストア アプリ

      前述のプロビジョニング パッケージをもとに生成されるユーザーごとのストア アプリになります。

      また、プロビジョニング パッケージから生成されるユーザーのストア アプリの他、ユーザーが Windows ストアからインストールしたストア アプリもユーザーごとのストア アプリになります。

      (ユーザーごとのアプリになりますので、そのユーザーにしかインストールされません。)

      なお、ユーザーが手動にてスタート画面からストア アプリのアンインストールを行った場合は、ユーザーごとのストア アプリのパッケージのみが削除されます。

      (プロビジョニングされているストア アプリのパッケージは削除されません。)

      通常クリーンインストールを行った場合、上記の説明通り、新規ユーザーが初回ログオンする際には、OS 既定のプロビジョニング パッケージをもとにユーザーごとのパッケージが生成され、ユーザーにストア アプリがインストールされる形になりますので、端末ごとにプロビジョニングされたパッケージとユーザーにインストールされたパッケージの整合性とれている状態になります。この状態で Sysprep を実施すれば問題ありません。

      しかし、マスター イメージ作成中に、インターネットに接続可能な状態にしておくと、前述のおすすめのアプリ (たとえば Candy Crush Soda Saga) が自動インストールされ、かつ、これらのアプリは OS 既定のプロビジョニング パッケージには含まれていないため、プロビジョニングされていないパッケージがユーザーにインストールされているということで、Sysprep の実行に失敗いたします。
     

    2. 回避策

    本事象の回避策として、以下の方法がございます。

    ・インターネット接続がされていない環境でマスター イメージの作成を行い、Sysprep を実施する

      前述のアプリは、Windows ストア (インターネット) を経由してインストールされます。そのため、インターネット接続がされていない環境でマスター イメージを作成すれば、アプリが自動でインストールされないため、従来通り Sysprep の実施が可能です。

    ・一時的にグループ ポリシーを適用して、自動でインストールされる機能を制限する

      マスター イメージ作成時に、以下のローカル グループ ポリシーを有効にすることで、Microsoft コンシューマー エクスペリエンスの機能を無効にできます。

      そのため、インターネット接続前から Sysprep 実行前まで、本適用いただくことでアプリの自動インストールを防ぐことができます。

      [コンピューターの構成]

       – [管理用テンプレート]

         – [Windows コンポーネント]

           – [クラウド コンテンツ]

             – [Microsoft コンシューマー エクスペリエンスを無効にする]

      ※ sysprep の実行直前に本ポリシーを解除していただければマスターイメージに一切影響を与えることはありません。

      Windows 10 バージョン 1511 にて Sysprep を実行される際に、ご参考になれば幸いでございます。


    2018年12月3日 7:36
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