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Windows Server 2008 R2 AD DS systemstaterecoveryのauthsysvolオプションを使用した場合authoritativeの実行は不要ですか RRS feed

  • 質問

  • お世話になります。

    当方環境は以下のとおりです。

    ・Windows Server 2008 R2 SP1

    ・フォレストの機能レベル:Windows Server 2003

    ・ドメインの機能レベル:Windows Server 2008 R2

    ・当方ドメインコントローラ:子ドメインのDC

      親ドメイン「corp.local」のDCは2台構成

      子ドメイン「sub1.corp.local」のDCは1台構成(当方サーバ)

    上記のとおり、当方子ドメインのDCは1台しかないため、プライマリリストアを実施しようと考えております。以下の手順を想定しています。

    ===================

    1.ディレクトリ サービス 復元モードで起動、ログオン

    2.wbadmin start systemstaterecovery -version:<MM/DD/YYYY-HH:MM> -backuptarget:f: -machine:<hostname> -authsysvol

    3.リストア完了後、[Ctrl]+[c]にて次手順へ

    4.ntdsutil

    5.authoritative restore

    6.restore subtree "dc=sub1,dc=corp,dc=local"===================

    ここでご教示ください。

    (1)当方環境の場合、上記手順3.~6.は必要でしょうか。具体的に何が確認したいかと申しますと、いわゆるプライマリリストアを行った場合、Authoritative Restoreは不要なのか、という点です。プライマリリストアを行うと自動的にAuthoritative Restoreが実行されるように思いますが、当方の認識は正しいでしょうか。

    (2)プライマリリストアを行うと自動的にAuthoritative Restoreが実行される場合、どの単位でAuthoritative Restoreが実行されるのでしょうか。subtree単位でしょうか。それともすべてのオブジェクトでしょうか。

    (3)すべてのオブジェクトがAuthoritative Restoreされる場合、親ドメインへの影響があるのではと懸念しておりますが、子ドメインのプライマリリストアは親ドメインへの影響はないという認識で良いでしょうか。

    質問が多く、また当方の知識が乏しく大変恐れ入りますが、ご存知の方がいらっしゃれば、ご教示いただきたく、よろしくお願い申し上げます。


    2014年10月27日 4:54

回答

  • チャブーンです。

    ドメインコントローラのリストアにおけるAuthoritative Restoreとプライマリリストアは別物です。これらのオプションを有効にした場合、現状システムへの影響が大なので、必ず明示的なスイッチがあり、どちらかがどちらかを内包する、といったことはなかったはずです。つまりプライマリリストアを実行した際に、Authoritative Restoreが同時実行されることはないです。

    子ドメインの1台目のドメインコントローラをリストアする場合、プライマリリストアは必要ですがAuthoritative Restoreは不要です。Authoritative Restoreはリストア後に既存環境のUSN比較でリストアデータが「古いデータ」と扱われないよう、USNを大きく設定するものですから、比較対象がいない環境では設定不要です。

    なお。この話しについては過去にお答えした経緯があるので(OSのバージョンは違いますが考え方は同じです)、したの過去ログをご覧になってみてください。

    https://social.technet.microsoft.com/Forums/ja-JP/f108ee05-8c80-4ca6-84dc-f41a10476db3/dc?forum=activedirectoryja

    • 回答の候補に設定 佐伯玲 2014年10月28日 2:09
    • 回答としてマーク swimwater 2014年10月31日 11:01
    2014年10月27日 8:11
    モデレータ

すべての返信

  • チャブーンです。

    ドメインコントローラのリストアにおけるAuthoritative Restoreとプライマリリストアは別物です。これらのオプションを有効にした場合、現状システムへの影響が大なので、必ず明示的なスイッチがあり、どちらかがどちらかを内包する、といったことはなかったはずです。つまりプライマリリストアを実行した際に、Authoritative Restoreが同時実行されることはないです。

    子ドメインの1台目のドメインコントローラをリストアする場合、プライマリリストアは必要ですがAuthoritative Restoreは不要です。Authoritative Restoreはリストア後に既存環境のUSN比較でリストアデータが「古いデータ」と扱われないよう、USNを大きく設定するものですから、比較対象がいない環境では設定不要です。

    なお。この話しについては過去にお答えした経緯があるので(OSのバージョンは違いますが考え方は同じです)、したの過去ログをご覧になってみてください。

    https://social.technet.microsoft.com/Forums/ja-JP/f108ee05-8c80-4ca6-84dc-f41a10476db3/dc?forum=activedirectoryja

    • 回答の候補に設定 佐伯玲 2014年10月28日 2:09
    • 回答としてマーク swimwater 2014年10月31日 11:01
    2014年10月27日 8:11
    モデレータ
  • チャブーン様

    返信が遅くなりまして大変申し訳ありません。

    的確なご回答をいただきましてありがとうございます。

    また重複する内容を質問してしまい申し訳ありませんでした。

    過去ログについても確認させていただいておりましたが

    プライマリリストア(というよりもauthsysvolスイッチがどのような処理を行うものなのか)に関する

    Microsoft社の情報が少なかったため確認させていただきたかった次第でございました。

    以下的確なご回答をいただき、不安な点は解消いたしました。

    子ドメインの1台目のドメインコントローラをリストアする場合、プライマリリストアは必要ですがAuthoritative Restoreは不要

    比較対象がいない環境では設定不要

    Authoritative Restoreとプライマリリストアは別物~つまりプライマリリストアを実行した際に、Authoritative Restoreが同時実行されることはない

    本当にありがとうございました!

    (回答としてマークさせていただきます。)

    2014年10月31日 11:00