トップ回答者
SCVMM P2V機能のオンライン移行とオフライン移行について

質問
-
お世話になっております。
掲題の件、SCVMMのP2V移行時のIPアドレスについてお教え下さい。
SCVMMのP2V機能を使い仮想環境へ移行する際、オフライン移行を選択すると移行先でのIPアドレスを指定できますが、
オンライン移行を選択すると移行元のIPアドレスがそのまま使われます。
この場合、移行元、移行先共にネットワークが有効である場合、IPアドレスの競合が起きると思うのですが、
何か回避策などあるのでしょうか。
これまでオフライン移行しか試したことが無かった為、何かご存知の方がいらっしゃいましたらご回答いただけると助かります。
以上、ご回答の程よろしくお願い致します。
回答
-
MSエヴァの高添えさんのBlogが参考になります。
http://blogs.technet.com/osamut/archive/2008/04/26/scvmm-14-p2v-windows-server-2003.aspx
変換された仮想マシンは、ネットワーク設定が無効になっています。
物理マシンが動いたまま仮想化されたマシンを起動しても、同じコンピュータ名や同じIPがバッティングしているといったエラーが出ないのはこのためです。よって、出来上がった仮想マシンを起動する際には、物理マシンをシャットダウンしたり、ネットワークアダプタの設定を見直す必要があることを覚えておいてもらえればと思います。
よって、P2Vした後は問題ありません。
NWを有効にする際に、IP設定などを新たにしてあげればバッティングを回避できます。
逆に言うとP2Vをする準備中の設定などで回避する方法はありません。- 回答としてマーク 菊地俊介 2010年3月24日 9:25
-
“オフライン P2V で移行先での IP アドレスを指定できますが”というのは、[物理サーバー変換 (P2V)]ウィザードの[オフライン変換オプション]のページのことでしょうか?
-------------------------------------
オフライン変換オプション
-------------------------------------
オフライン変換オプションを指定してください。
[ ] IP アドレスを自動的に取得する
[ ] 次の IPv6 アドレスを使用する
[レ] 次の IPv4 アドレスを使用する
IP アドレス: [XXX.XXX.XXX.XXX]
サブネットマスク: [XXX.XXX.XXX.XXX]
デフォルト ゲートウェイ: [XXX.XXX.XXX.XXX]
IPを次の物理ネットワークアダプタにバインドする
[XX:XX:XX:XX:XX:XX]
-------------------------------------
ここでの指定は、オフライン P2V 変換のプロセスにおいて、Windows PE 環境で変換元を再起動した際に、Windows PE 環境のネットワークを設定するためのものです。この IP アドレスを使用して、キャプチャしたイメージのファイル転送を行います。P2V 変換後の仮想マシンの IP アドレスではありません。
オフライン P2V、オンライン P2V のどちらも、P2V 完了後の仮想マシンには、仮想ネットワーク アダプターに移行元の物理サーバーの MAC アドレスが設定され、ゲスト OS のネットワーク設定に移行元の物理サーバーでの IP アドレスが設定されます。みなさんの返信のとおり、ジョブが完了するまで仮想マシンが起動したりしますが、その際には物理ネットワークにはまだ接続されていないので、競合はしません。P2V 完了後の仮想マシンを起動する際には、MAC アドレスや IP アドレスの競合の心配をする必要があるため、移行元をネットワークから切断してから仮想マシンを起動する必要があります。
変換元の物理サーバーと変換後の仮想マシンはクローンですので、変換元の物理サーバーは撤去する。撤去せず、再利用するなら、環境を再構築する必要があります (OS の SID が同じですので)。また、再利用する場合は、物理 NIC の MAC アドレスを変更するわけにはいかないので、仮想マシンのほうの MAC アドレスを変更するといった対応が必要です。- 回答としてマーク 菊地俊介 2010年3月24日 9:25
すべての返信
-
MSエヴァの高添えさんのBlogが参考になります。
http://blogs.technet.com/osamut/archive/2008/04/26/scvmm-14-p2v-windows-server-2003.aspx
変換された仮想マシンは、ネットワーク設定が無効になっています。
物理マシンが動いたまま仮想化されたマシンを起動しても、同じコンピュータ名や同じIPがバッティングしているといったエラーが出ないのはこのためです。よって、出来上がった仮想マシンを起動する際には、物理マシンをシャットダウンしたり、ネットワークアダプタの設定を見直す必要があることを覚えておいてもらえればと思います。
よって、P2Vした後は問題ありません。
NWを有効にする際に、IP設定などを新たにしてあげればバッティングを回避できます。
逆に言うとP2Vをする準備中の設定などで回避する方法はありません。- 回答としてマーク 菊地俊介 2010年3月24日 9:25
-
“オフライン P2V で移行先での IP アドレスを指定できますが”というのは、[物理サーバー変換 (P2V)]ウィザードの[オフライン変換オプション]のページのことでしょうか?
-------------------------------------
オフライン変換オプション
-------------------------------------
オフライン変換オプションを指定してください。
[ ] IP アドレスを自動的に取得する
[ ] 次の IPv6 アドレスを使用する
[レ] 次の IPv4 アドレスを使用する
IP アドレス: [XXX.XXX.XXX.XXX]
サブネットマスク: [XXX.XXX.XXX.XXX]
デフォルト ゲートウェイ: [XXX.XXX.XXX.XXX]
IPを次の物理ネットワークアダプタにバインドする
[XX:XX:XX:XX:XX:XX]
-------------------------------------
ここでの指定は、オフライン P2V 変換のプロセスにおいて、Windows PE 環境で変換元を再起動した際に、Windows PE 環境のネットワークを設定するためのものです。この IP アドレスを使用して、キャプチャしたイメージのファイル転送を行います。P2V 変換後の仮想マシンの IP アドレスではありません。
オフライン P2V、オンライン P2V のどちらも、P2V 完了後の仮想マシンには、仮想ネットワーク アダプターに移行元の物理サーバーの MAC アドレスが設定され、ゲスト OS のネットワーク設定に移行元の物理サーバーでの IP アドレスが設定されます。みなさんの返信のとおり、ジョブが完了するまで仮想マシンが起動したりしますが、その際には物理ネットワークにはまだ接続されていないので、競合はしません。P2V 完了後の仮想マシンを起動する際には、MAC アドレスや IP アドレスの競合の心配をする必要があるため、移行元をネットワークから切断してから仮想マシンを起動する必要があります。
変換元の物理サーバーと変換後の仮想マシンはクローンですので、変換元の物理サーバーは撤去する。撤去せず、再利用するなら、環境を再構築する必要があります (OS の SID が同じですので)。また、再利用する場合は、物理 NIC の MAC アドレスを変更するわけにはいかないので、仮想マシンのほうの MAC アドレスを変更するといった対応が必要です。- 回答としてマーク 菊地俊介 2010年3月24日 9:25