質問者
Exchange 2003サーバで保存期間を過ぎた削除済みアイテムが残ってしまう

質問
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こんにちは。
Exchange 2003とOutlook2003を使っていて、最近Outlookのメールボックスから古いアイテムを大量に削除しました(メール1万件超、約100MB)。
サーバでの削除済みアイテムの保存期間は7日間となっており、削除した日から7日目まではOWAの削除済みアイテムの回復で、削除した全てのアイテムを表示することも復元することも可能な状態で、この間メールボックスのサイズは当然減らないままでした。
8日目にメールボックスのサイズをサーバで確認しましたが、少しも減っていません。OWAで確認すると、削除済みアイテムは空となっています。
Outlookの表示からはどこにも見当たらないにも拘らず、サーバ上メールボックス内では削除されたアイテムがサイズを占有したままの状態となっています。
念のため、Outlook以外のMAPIクライアントソフトでも確認しましたが、やはり消えてしまった削除済みアイテムはどこにも見つかりません。
どなたか、このような状況についてお心当たりのある方がいらっしゃいましたら、ご教示いただけますと助かります。
よろしくお願い致します。
すべての返信
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もしかしたら、データベース ファイルのサイズを確認して小さくならない、と書いておられますでしょうか。
そもそも、Exchange のデータベース ファイルは一度肥大化したファイル サイズはオフライン デフラグをしないと、小さくできません。
ご質問者様のようにアイテムを削除して、それが完全にデータベースから消えた後は、「再利用可能領域」としてデータベース ファイル内の空き領域として扱われます。
たしか、IS の保守のイベント ログでこのあたりのことが記録されていたと思うので、アプリケーション ログで IS の保守関連のイベントを確認してみてください。
TITLE : Exchange データベースを最適化する方法
URL : http://support.microsoft.com/kb/328804/ja
TITLE : 【緊急】Exchange Server 2003のデータベース(priv1.edb、priv1.stm)容量削減方法を教えてください!!!!
URL : http://social.technet.microsoft.com/Forums/exchange/ja-JP/0ffb9229-b3df-41d6-bd12-17a440ddd857/exchange-server-2003priv1edbpriv1stm
もうひとつ、上記を理解したうえでさらに別の可能性として Exchange 2003 ではシングル インスタンスの機能があります。
あるユーザーが完全に削除しても、同じデータベース内の別のユーザーが該当のアイテムを保持している場合、内部的には削除されたものはショートカットと同じ扱いのものですので、再利用可能領域が増えない、ということもあります。
TITLE : 第6回 Exchange Server 2003データベースの仕組み
URL : http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/tutor/exchange3004_06/exchange2003_06_01.html
/tutor/exchange3004_06/exchange2003_06_01.html -
a_pierrot様、ご返信ありがとうございました。
全てのリンクを確認し、データベースの最適化とシングルインスタンス等について理解致しました。
私の質問の表現に誤解がありましたようで、申し訳ありません。
サーバ上のデータベースファイルのサイズではなく、個々のユーザのメールボックス(今回問題となっているのは、私自身のメールボックス)のサイズが、アイテムを削除しても小さくならないという意味です。1万件以上のメールアイテムが完全に削除(ハードデリート)されたようにしか見えないので、個々のメールボックス単位でも「再利用可能領域」としてマークされ、メールボックスの見かけのサイズは減るものだと思っておりましたが、私のメールボックスのサイズやアイテム数は一向に減っていない状態です。
このような症状でも、データベースのデフラグにより改善する可能性はあるのでしょうか?
なお、アプリケーションログには既に削除された日のログは残っておりませんでした。 -
ぴーまめ様
おっしゃっているメールボックスのサイズはシステム マネージャから確認できるサイズやアイテム数とお見受けします。
(キャッシュモードやオフラインモードの Outlook 側の OST のファイル サイズではないですよね、という意味です。)
だとすると、データベースの整合性が取れていない状態にあるのかもしれません。
この場合、eseutil によるオフライン デフラグというよりも isinteg による整合性修復の方が有効かと思います。
TITLE : Exchange Isinteg.exe ツール用のコマンド ライン パラメータ
URL : http://support.microsoft.com/kb/301460/ja
このユーティリティでは、修復を実行したデータベースが格納されているディレクトリと同じディレクトリにログ ファイル (isinteg.priv、isinteg.pub) が出てくるので、すべてのエラーが 0 になるか、何度かやっても数が変わらなくなるまで繰り返し行ってみてください。
なお、DB の修復なので必ず事前バックアップを採取してから実施していただくようお願い致します。- 回答の候補に設定 佐伯玲 2013年7月22日 1:23