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ActiveDirectoryの移行について

質問
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AcitvieDirectoryサーバをリプレースすることになりました。このフォーラムで移行手順について参考になるものが掲載されていました。
それらを参考に次のような手順を考えております。何点か気になることがあるのでアドバイスいただきたくお願いします。
■環境
Win2003(マスター:FSMO) ←2008にリプレース
Win2003(セカンダリ) ←撤去 ←MS Azure上にWindows2008R2にてセカンダリ機としてリプレース
Win2008(セカンダリ) ←存続■手順
①既存Win2003(セカンダリ:A)機をDCから降格
②既存Win2003(セカンダリ:A)機をLANから切り離す
③新Win2012R2機(B)のネットワーク接続(Azure上に構築。VPN経由でWin2008(セカンダリ:F)と接続
④新Win2012R2機(B)のDC昇格
⑤既存Win2003(マスター:C)機のFSMOを別機(Win2008R2:D)に移行
⑥既存Win2003(マスター:C)機のDC降格
⑦既存Win2003(マスター:C)機の撤去(LANから除外)
⑧新Win2008R2機(E)の接続 →Win2003(マスター:FSMO:C)と同じIPにする
⑨新Win2008R2機をDC(E)に昇格
⑩新2008R2機(E)へ別機(D)からFSMOを移行上記のような移行手順を考えております。
それを踏まえて以下アドバイスいただければと思います。
1)手順①で「A」をDCから降格させていますが、LANケーブルを抜くだけのほうがよいか?
⇒事前にバックアップは取得しますが、切り戻しとしてケーブルをつなぐだけで今の環境に戻せる?
2)上記のとき、⑩でFSMOを移行し終わった後に「A」をLANに復帰させて、
その後に「A」をDCから降格させるほうがよいか?
3)④で「B」をDCに昇格させると、既存DCに自動的にスキーマが拡張されると思いますが、
Azure(クラウド)上の別セグメントでかつVPN接続で「B」がいても、「C」、「F」は自動的にスキーマ拡張できるのでしょうか?
⇒オンプレとクラウドのハイブリッド環境でも、クラウド上のADを使ってオンプレADの自動拡張ができるのか。
4) ⑩でFSMOを移行した「E」は、FSMOになったときに自動的にスキーマ拡張されるのでしょうか。上記気になりましたので、アドバイスいただけるとありがたいです。
よろしくお願いいたします。
回答
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チャブーンです。
AD on Azure IaaS環境への移行とお見受けしますが、原則的にはオンプレミス(普通の意味でのLAN環境)と対応方法は同じ、と思います。
その意味も含みますが、切戻しに関しては、降格後の切戻し(完全な以前の環境復旧)が必要な場合、同時にバックアップを取得した全ドメインコントローラのリストアしかありません。降格時には他ドメインコントローラにも降格されたドメインコントローラ情報は伝達されるため、削除前のドメインコントローラを書き戻しても正常に動作しません。LANを切り離して強制削除した場合、以前の環境に情報が残ってしまうので、手動で全削除を行わなければならず、(こういった作業ではよく削除漏れが発生するので)切戻し手順の確保のために無理にこのような手順はとるべきではないでしょう。
ADPrepの実行についても、スキーマ拡張の実行を行えばスキーママスタに更新がかかり、そのあとすべてのドメインコントローラに情報が伝達されることは変わりありません。ドメインコントローラは「クラウド上にあるかどうか」を意識して操作を行うことはないので、作法としてオンプレミス環境に準ずる、ということになります。
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チャブーンです。
AD on Azure IaaS環境への移行とお見受けしますが、原則的にはオンプレミス(普通の意味でのLAN環境)と対応方法は同じ、と思います。
その意味も含みますが、切戻しに関しては、降格後の切戻し(完全な以前の環境復旧)が必要な場合、同時にバックアップを取得した全ドメインコントローラのリストアしかありません。降格時には他ドメインコントローラにも降格されたドメインコントローラ情報は伝達されるため、削除前のドメインコントローラを書き戻しても正常に動作しません。LANを切り離して強制削除した場合、以前の環境に情報が残ってしまうので、手動で全削除を行わなければならず、(こういった作業ではよく削除漏れが発生するので)切戻し手順の確保のために無理にこのような手順はとるべきではないでしょう。
ADPrepの実行についても、スキーマ拡張の実行を行えばスキーママスタに更新がかかり、そのあとすべてのドメインコントローラに情報が伝達されることは変わりありません。ドメインコントローラは「クラウド上にあるかどうか」を意識して操作を行うことはないので、作法としてオンプレミス環境に準ずる、ということになります。