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双方向信頼を設定するときの注意点について

質問
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業務の都合上、ActiveDirectoryの双方向信頼を結ぶ必要があるのですが、注意すべき点などがあれば教えていただきたいです。
予定している作業としては
・DNSによる、条件付きフォワーダー設定
・ADドメインとの信頼関係
となります。気になる点としては、今回信頼関係を結ぶ相手のドメインにて、前方参照ゾーンに複数のサーバー(Host(A))が静的に登録されております。この状態で、予定している作業を実施するにあたり、信頼関係を結ぶ相手の前方参照ゾーンの設定は削除する必要はあるのでしょうか?
それとも、気にする必要はないのでしょうか?
アドバイス等をいただけると助かります。
よろしくお願い致します。
回答
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チャブーンです。
この件ですが、「条件付きフォワーダー先のDNSサーバー=ドメインコントローラーが『マルチホーム(1つのサーバーが2つのIPアドレスを持っている)』である」ということであれば注意が必要です。
マルチホームの場合、どちらのIPアドレスに対してもフォワーダー元から通信が可能、であれば動作としては気にする必要はありませんが、通信できないIPアドレスがある場合、問題が起きます(ラウンドロビンで交互に名前解決を行おうとするため)。
マルチホームであれば、フォワーダー元からping等で通信できないIPアドレスに名前解決しないようにAレコードを削除する必要がありますが、単純に削除したのでは、すぐに復活してしまいますので、そうならないよう、したの過去ログにあるような設定を行う必要があります。
双方向の信頼が必要な場合、相手先も同じように条件付きフォワーダーを設定する必要がありますから、自分自身の(ドメインコントローラー)マルチホームについても、同じ対応が必要です。
念のためコメントしますが、ドメインコントローラーと無関係のAレコード(他のサーバー)については、名前解決の影響はありませんので、そのままで問題はありません。
フォーラムは有償サポートとは異なる「コミュニティ」です。フォーラムでご質問頂くにあたっての注意点 をご一読のうえ、お楽しみください。
- 回答の候補に設定 栗下 望Microsoft employee, Moderator 2017年10月2日 2:36
- 回答としてマーク dt-dev 2018年2月19日 4:20
すべての返信
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チャブーンです。
この件ですが、「条件付きフォワーダー先のDNSサーバー=ドメインコントローラーが『マルチホーム(1つのサーバーが2つのIPアドレスを持っている)』である」ということであれば注意が必要です。
マルチホームの場合、どちらのIPアドレスに対してもフォワーダー元から通信が可能、であれば動作としては気にする必要はありませんが、通信できないIPアドレスがある場合、問題が起きます(ラウンドロビンで交互に名前解決を行おうとするため)。
マルチホームであれば、フォワーダー元からping等で通信できないIPアドレスに名前解決しないようにAレコードを削除する必要がありますが、単純に削除したのでは、すぐに復活してしまいますので、そうならないよう、したの過去ログにあるような設定を行う必要があります。
双方向の信頼が必要な場合、相手先も同じように条件付きフォワーダーを設定する必要がありますから、自分自身の(ドメインコントローラー)マルチホームについても、同じ対応が必要です。
念のためコメントしますが、ドメインコントローラーと無関係のAレコード(他のサーバー)については、名前解決の影響はありませんので、そのままで問題はありません。
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- 回答の候補に設定 栗下 望Microsoft employee, Moderator 2017年10月2日 2:36
- 回答としてマーク dt-dev 2018年2月19日 4:20