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Azure Active DirectoryにオンプレミスのWindows Server 2016を参加させたい RRS feed

  • 質問

  • オンプレWindows Server 2008R2 Active DirectoryのハードウェアEOSLに合わせて、
    Azure Active Directoryに移行できないかと検討しております。
    このオンプレActive Directoryにはオンプレファイルサーバが参加しております。
    Azure Active Directoryにオンプレファイルサーバを参加させることは可能なのでしょうか?

    オンプレActive Directory:Windows Server 2008R2(EOSL)
    オンプレFile Server:Windows Server 2016(継続利用予定)


    2018年6月12日 6:50

回答

  • Azure Active Directory 参加(Azure AD Join)は、Windows 10だけの機能(Home は除く)であり、Windows Server 2016 のサーバーを直接 Azure AD に参加させることはサポートされませんし、そのような機能もありません。→ https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/active-directory/active-directory-azureadjoin-deployment-aadjoindirect

    補足:

    おそらく、オンプレミスの Active Directory を撤去することを想定してのことだと思いますが、Azure AD はそもそもクラウドアプリの認証や承認、モバイルデバイス管理などのための ID 管理機能を提供するものです。 名前こそ「Active Directory」ですが、Windows クライアントや Windows Server が参加するオンプレミスの Windows Server の Active Directory ドメインサービスの機能(ドメイン ユーザー/グループによるアクセス制御やグループポリシー、プリンターの公開など)を提供するものではありません。別ものと考えた方がいいと思います。

    オンプレミスの Active Directory を Azure AD とディレクトリ統合するようにセットアップすることで、両者を統合できるようになります(オンプレミスの ID で Azure AD の機能である多要素認証や Windows Hello を利用する、クラウド アプリにアクセスするなど)。

    (Azure AD の関連機能に Active Directory 相当の Azure AD Domain Service というものもありますが、ややこしくなるので説明は省きます)。




    2018年6月12日 9:39
  • チャブーンです。

    この件ですが、回答としてはYamauchi Kazuoさんの内容で、必要十分かと思います。

    Azure Active Directoryでは、データはすべてHTTP/HTTPSプロトコルでの通信が前提となりますので、ファイルサーバーのSMBプロトコルを直接受け付けることはできません。

    ちょっと話しが出ていたAzure AD Domain Serviceですが、これはAzure ADに登録されたユーザーアカウント/パスワード情報を基に、ドメインコントローラーを再構成するというもので、ファイルサーバーをこのドメインに参加させることはできますが、クライアントも同時に同じドメインに参加させないと、結局Kerberos認証やSMB通信ができませんので、意味がないと思います。

    Azure ADを最大限使いこなしたい、なら、ファイルサーバーそのものをWeb化して、それをAzure ADで認証する、というやり方がふさわしいと思います。現時点ではOffice 365で使えるOneDrive for Businessなどが該当すると思います。


    フォーラムは有償サポートとは異なる「コミュニティ」です。フォーラムでご質問頂くにあたっての注意点 をご一読のうえ、お楽しみください。

    2018年6月13日 16:26

すべての返信

  • Azure Active Directory 参加(Azure AD Join)は、Windows 10だけの機能(Home は除く)であり、Windows Server 2016 のサーバーを直接 Azure AD に参加させることはサポートされませんし、そのような機能もありません。→ https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/active-directory/active-directory-azureadjoin-deployment-aadjoindirect

    補足:

    おそらく、オンプレミスの Active Directory を撤去することを想定してのことだと思いますが、Azure AD はそもそもクラウドアプリの認証や承認、モバイルデバイス管理などのための ID 管理機能を提供するものです。 名前こそ「Active Directory」ですが、Windows クライアントや Windows Server が参加するオンプレミスの Windows Server の Active Directory ドメインサービスの機能(ドメイン ユーザー/グループによるアクセス制御やグループポリシー、プリンターの公開など)を提供するものではありません。別ものと考えた方がいいと思います。

    オンプレミスの Active Directory を Azure AD とディレクトリ統合するようにセットアップすることで、両者を統合できるようになります(オンプレミスの ID で Azure AD の機能である多要素認証や Windows Hello を利用する、クラウド アプリにアクセスするなど)。

    (Azure AD の関連機能に Active Directory 相当の Azure AD Domain Service というものもありますが、ややこしくなるので説明は省きます)。




    2018年6月12日 9:39
  • チャブーンです。

    この件ですが、回答としてはYamauchi Kazuoさんの内容で、必要十分かと思います。

    Azure Active Directoryでは、データはすべてHTTP/HTTPSプロトコルでの通信が前提となりますので、ファイルサーバーのSMBプロトコルを直接受け付けることはできません。

    ちょっと話しが出ていたAzure AD Domain Serviceですが、これはAzure ADに登録されたユーザーアカウント/パスワード情報を基に、ドメインコントローラーを再構成するというもので、ファイルサーバーをこのドメインに参加させることはできますが、クライアントも同時に同じドメインに参加させないと、結局Kerberos認証やSMB通信ができませんので、意味がないと思います。

    Azure ADを最大限使いこなしたい、なら、ファイルサーバーそのものをWeb化して、それをAzure ADで認証する、というやり方がふさわしいと思います。現時点ではOffice 365で使えるOneDrive for Businessなどが該当すると思います。


    フォーラムは有償サポートとは異なる「コミュニティ」です。フォーラムでご質問頂くにあたっての注意点 をご一読のうえ、お楽しみください。

    2018年6月13日 16:26