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物理NICと仮想ネットワークアダプタの2本立て状態は問題ないのでしょうか?

質問
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お世話になっております。
WindowsServer2008のHyper-Vで仮想ネットワークを追加すると、
ホストOSの「ネットワークと共有センター」の「ネットワーク接続の管理」で表示されるネットワークアダプタ一覧に
物理的なNICと、さらに作成した仮想ネットワークが現れ、合計2つのネットワークアダプタが表示されます。
そして両方ともDHCP設定している場合、ipconfigコマンドで確認すると外部のDHCPサーバから2つともIPアドレスが付与されます。
これは、各インバウンド、各アウトバウンド、仮想ネットワーク同士、ホストOSとゲストOS、などで通信上問題ないのでしょうか?
(実は、ネットワーク通信で若干不調がおきており、原因を調査しています)
Hyper-VのゲストOSを運用しつつ、このホストOSについて外部から見えるIPアドレスを1つに制限するには、何か方法はあるものでしょうか?
もしかして、どちらか一方を無効にしても問題ないのでしょうか?
(一度、「仮想ネットワーク」を無効にしてみたのですが、ゲストOSからうまく外部やゲストOS同士の疎通がとれたのですが、
ホスト側での何かのオペレーション(ネットワーク関連だった気がしますが、違うかもしれません)でホストOSがSTOPエラーでとまってしまいました。)
ご存知の方、関連情報をお持ちの方、どうぞご教示下さい。
宜しくお願い致します。
回答
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仮想ネットワークの接続イメージは、下のホワイトペーパーの図などを参考にしてください。
下のページに、Hyper-V関係のドキュメントがあります。
http://technet.microsoft.com/ja-jp/virtualization/dd297510.aspx
これの、
サーバー仮想環境におけるシステム構成ガイド ホワイト ペーパー
の p17 図2-8 あたりが参考になるでしょう。
以下は、Hyper-V 仮想ネットワークの一般論に近いですが。
仮想ネットワークを作成すると、自動で1つ仮想スイッチが作成されます。
仮想スイッチは、仮想ネットワークを作成するときに指定した物理NICと接続され、
Hyper-V ホスト内 の その物理NIC・仮想スイッチ の設定をまとめて仮想スイッチが肩代わりします。
設定にバリエーションが考えられるので、この限りではないですが、
以下のようになっていると、設定がわかりやすいかと思います。
・物理NIC の プロパティ
[x] Microsoft 仮想ネットワークスイッチプロトコル のみon
・仮想スイッチ のプロパティ
[x] Microsoft 仮想ネットワークスイッチプロトコル 以外をすべてon
この状態で、ホストのIPアドレスは、仮想スイッチの IPv4 IPv6 の
アドレスで設定します。
ゲストOSの通信は、仮想スイッチを通って、ホストと通信できますし、
ゲストOSから、仮想スイッチ、物理NICをとって、ホスト外とも通信できます。
ゲストOSの仮想NICは、ホストOSの物理NICとブリッジ接続されたのと似た動きになるかと思います。
物理NIC, 仮想スイッチ、両方で同じプロトコルをonにすると、
ルーティングが混乱するのか、ホスト外とゲストは通信できるけど、
ホストとゲストは通信できない、というような現象も起きるようです。
可能であれば、一度、仮想ネットワークを削除して、
物理NICに、IPアドレスなど設定後に、
仮想ネットワークを改めて作成して、
物理NIC, 仮想スイッチ、それぞれのプロトコル、
IPアドレスなどが、どうなっているか、
上に書いたように、重複なしで一方のプロトコルだけonになっているか、
物理NICに設定したアドレスが、仮想スイッチに引き継がれているか、
など確認されてみることをお勧めします。
なお、仮想ネットワークを再作成すると、
ゲストの設定画面にある、ネットワークの設定(仮想NICのバインド先)
が無効になることがあります。
仮想ネットワークの再作成で、仮想ネットワークの名前を再作成前と同じ名前にする、
仮想ネットワーク再作成後に、ゲスト1つ1つの設定を確認する、
などしてください。
- 回答としてマーク DEKOCHAN 2009年4月20日 3:59
すべての返信
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ここ1週間ほど、Hyper-V のインストールと、運用を試験しました。
1.追加されるアダプタについて
・追加された、ホストの NIC を無効にすると、ゲストで、NIC の割り当てができませんでした。
・ゲストで、NIC 割り当て後、ホストで、NIC を無効にすると、ゲストとの通信ができませんでした。
・物理 NIC に固定アドレスを振った状態で、仮想 NIC を追加したところ、
仮想NIC側に、物理NICのアドレスが振られました。
2.ブリッジ接続
・Hyper-V では、ブリッジ接続で、NIC を追加することができませんでした。
・ホスト側のブリッジ接続で、NIC を減らした(物理NICと、ゲストOS用NICのみにした)記憶があります。
3.レガシーIFについて
・ゲストOS (CentOS5.2) の都合上、W2K8 サーバ上の、レガシーNWIFを使用していたのですが、
ホスト側の接続が、数時間に1回切れることがあって、ゲストOSを、レガシーNIC ごと削除したら復旧しました。
4.その他
・仮想マシンとホストのみを接続するようにして、ホストでルーティングするようなことができないでしょうか。- 編集済み hira32 2009年4月18日 0:08 試験した程度を追加
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仮想ネットワークの接続イメージは、下のホワイトペーパーの図などを参考にしてください。
下のページに、Hyper-V関係のドキュメントがあります。
http://technet.microsoft.com/ja-jp/virtualization/dd297510.aspx
これの、
サーバー仮想環境におけるシステム構成ガイド ホワイト ペーパー
の p17 図2-8 あたりが参考になるでしょう。
以下は、Hyper-V 仮想ネットワークの一般論に近いですが。
仮想ネットワークを作成すると、自動で1つ仮想スイッチが作成されます。
仮想スイッチは、仮想ネットワークを作成するときに指定した物理NICと接続され、
Hyper-V ホスト内 の その物理NIC・仮想スイッチ の設定をまとめて仮想スイッチが肩代わりします。
設定にバリエーションが考えられるので、この限りではないですが、
以下のようになっていると、設定がわかりやすいかと思います。
・物理NIC の プロパティ
[x] Microsoft 仮想ネットワークスイッチプロトコル のみon
・仮想スイッチ のプロパティ
[x] Microsoft 仮想ネットワークスイッチプロトコル 以外をすべてon
この状態で、ホストのIPアドレスは、仮想スイッチの IPv4 IPv6 の
アドレスで設定します。
ゲストOSの通信は、仮想スイッチを通って、ホストと通信できますし、
ゲストOSから、仮想スイッチ、物理NICをとって、ホスト外とも通信できます。
ゲストOSの仮想NICは、ホストOSの物理NICとブリッジ接続されたのと似た動きになるかと思います。
物理NIC, 仮想スイッチ、両方で同じプロトコルをonにすると、
ルーティングが混乱するのか、ホスト外とゲストは通信できるけど、
ホストとゲストは通信できない、というような現象も起きるようです。
可能であれば、一度、仮想ネットワークを削除して、
物理NICに、IPアドレスなど設定後に、
仮想ネットワークを改めて作成して、
物理NIC, 仮想スイッチ、それぞれのプロトコル、
IPアドレスなどが、どうなっているか、
上に書いたように、重複なしで一方のプロトコルだけonになっているか、
物理NICに設定したアドレスが、仮想スイッチに引き継がれているか、
など確認されてみることをお勧めします。
なお、仮想ネットワークを再作成すると、
ゲストの設定画面にある、ネットワークの設定(仮想NICのバインド先)
が無効になることがあります。
仮想ネットワークの再作成で、仮想ネットワークの名前を再作成前と同じ名前にする、
仮想ネットワーク再作成後に、ゲスト1つ1つの設定を確認する、
などしてください。
- 回答としてマーク DEKOCHAN 2009年4月20日 3:59
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僕は以下の設定をしています。
・仮想 NIC の入れ物になっている物理 NIC は、「Microsoft 仮想ネットワークスイッチプロトコル」のみをONにします(Default)
・仮想 NIC はすべてのプロトコルを OFF にします。
・管理用 NIC は通常の設定をします。
この設定で、親パーティションは管理用の NIC のみが生き残るので、意図しない DHCP 割り当てはされなくなりますし、子パーティションは子パーティションが持っているプロトコルスタックで入れ物 NIC を使うので問題なく通信できます。
管理 NIC と通信できないセグメントに仮想 NIC を接続している場合で、親パーティションと子パーティション間の通信が必要な場合(親パーティションの仮想 NIC と子パーティションの仮想 NIC を通信させる必要があるとき)のみ仮想 NIC のプロトコルを有効にすれば良いです。
MVP for Virtual Machine : Networking